【最強寒波】列島各地で記録的な大雪に…「1日12回」雪かきする住民、除雪作業中の死亡事故も 路面凍結で立ち往生する車やスリップ事故多数 3連休は関東でも雪が
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朝から大粒の雪が降り続いた山形・鶴岡市。 気象庁は8日、日本海側を中心に警報級の大雪になる恐れがあるとして、不要不急の外出を控えるよう求めました。 24時間に降った雪の量が50cmを超えた福島県の西会津町。 大粒の雪が降り続き視界も悪化、車はライトをつけ速度を落として走っていました。 道の駅の人: 一気にですね今日は、かなりね。40cmぐらいは積もったと思う。 記録的な大雪となり、積雪が1メートルを超えた青森市の港では、雪を積んだ大型トラックが行き交う光景が。 雪の片づけに追われた住民がトラックなどで港に雪を捨てに来ていて、「まとめてやるので、ある程度たまったら。今回は3回目です。雪が重くて、手作業で下ろさないと上がらない」「多いときは1日12回ぐらい(雪を捨てに)来てました。降ってる間にやるしかない。家がつぶれてもダメなので」などと話していました。 一方、固まった雪でスリップをする車が続出。 路面状況が悪くスリップしやすい状況となっていて、車はなかなか前に進めません。 久しぶりに買い物に出かけようとしていたという男性は、駐車場から車が出せず、JAFに救出を要請しました。 JAFを呼んだ男性: もう年寄りには無理だ。うんともすんとも…本当大変だ。 青森市では、雪による死亡事故も発生。 8日の夜、自宅の除雪作業をしていた50代の女性が屋根から落ちてきた雪に巻き込まれ、死亡しました。 また、雪の影響は西日本の平野部でも。 未明から雪が降り始めた兵庫・神戸市北部では、気温の低下で路面が凍結し、立ち往生が発生しました。 さらに、凍結している坂を上る車の前輪をよく見ると、回転はしているものの雪でスリップし、全く前に進めていないのが分かります。 スリップや側溝にタイヤがはまるなどして動けなくなる車が相次ぎ、警察には車の立ち往生や物損事故の通報が複数寄せられたといいます。 人気の温泉街も雪景色に。 傘をさして歩く観光客や、暖を求め足湯につかる人の姿が見られました。 ベトナム出身: (Q.足湯どうですか?)足湯めっちゃ気持ちいいです。雪降ってて見る感じもめっちゃきれいです。 一方、四国の愛媛県では、時折強い風が吹き吹雪となる中、住民たちは朝から雪かきに追われていました。 街の人: 大通りはまだ(雪)どけてるけど、ちょっと入ると除雪できてないので怖い。 そして、雪は九州の繁華街でも。 午前10時半、福岡市天神では、はっきりと目に見える大きさの雪が降っていました。 その後、風と共に雪は強まり、道路もうっすらと白くなっていきました。 また、佐賀県との境の三瀬峠では1cmほど雪が積もりました。 福岡県では沿岸部などに暴風雪警報が発表されました。 平年以上の雪が降り、大雪に見舞われている日本列島。 今後も日本海側を中心に大雪や吹雪が続く見通しです。 雪の予想を見てみると、10日にかけ、普段は雪が少ない四国や九州北部でも大雪となることが予想されます。 その後、白い範囲は東北などの日本海側が中心となりますが、11日からの3連休は関東の平地でも雪の可能性があります。 今後も最新の交通情報に注意してください。
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