『ガンダム』なんで子供を戦争に参加させた? 太平洋戦争の少年兵を知ってほしい…意識的にアムロをガンダム乗せる
アニメーション映画監督の富野由悠季が、19日放送のニッポン放送の『NEXT STAGEへの提言II』(毎週木曜20時~)に出演する。 【動画】デカすぎ!動くぞ…実物大のガンダム 興奮する富野由悠季 同番組は、芸能・文化・音楽・スポーツ・経済・政治など、日本を代表する各界の著名人が週替わりで登場し、次世代を担う若者へ熱いメッセージを送るラジオ番組。富野は日本大学芸術学部映画学科卒業後、虫プロダクションに入社し『鉄腕アトム』などの演出を担当。その後、フリーに転身し、『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』『聖戦士ダンバイン』劇場版アニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』など数々の作品を手掛けてきた。 アムロ・レイの生みの親である富野は「太平洋戦争の末期、少年兵という存在は十分知っていました。戦車兵の養成として16歳になったら、養成学校に行けるとか、それから海軍の場合、戦争末期には戦艦大和にも少年兵が乗せられてたということも知っていました。なんで子供を戦争に参加させたのかっていう質問がありますが、そういう事実を意識で知ってほしいってことがあったので、かなり意識的にガンダムに、アムロという少年を乗せるということをやった」と語る。 さらに「ガンダムを始める前から気をつけていた」というファッションの話、手塚治虫への想いも明かされる。 番組のテーマである“NEXT STAGEへの提言”を問われると、一言「鷲掴みでわかれ」とメッセージを寄せ、その想いや理由を熱く番組で語っていく。