大谷翔平選手“既定路線”のMVPを満票でとれるかに注目…来シーズンは「二刀流」完全復活を期待
4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた、ドジャースナイン。 賞レースについて、MLBジャーナリスト・AKI猪瀬さんとお伝えします。 まず今後発表される賞は11月13日、各ポジションで最も活躍したバッターに贈られる「シルバースラッガー賞」です。 そして、11月15日活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」。 最も優れたバッターに贈られる「ハンク・アーロン賞」、そして、メジャーリーグのベストナインともいえる「オールMLB」、3つの賞が発表されます。 そして、11月22日には全米30人の記者投票で決まるナ・リーグMVPが発表されます。 ――いろんな賞があるわけですが、AKIさんはどういう予想をされますか? MLBジャーナリスト・AKI猪瀬さん: シルバースラッガーとか最優秀DHとか、ハンク・アーロン賞、この辺はすでに昨シーズンとっていますので、全て大谷選手がまた今年も取ると思います。 唯一の注目点はMVPですが、これはもう指名打者史上初めてMVPをとる。そして、両リーグのMVPは史上2人目。この辺は既定路線だと思います。 唯一の注目点は、果たして満票でとれるのか満票じゃないのか、この一点だけだと思います。 ――この賞はいっぱいありますが、MVPが一番大きい賞なんですか? MLBジャーナリスト・AKI猪瀬さん: 一番大きい賞になります。 ――今シーズンは「50-50」などいろいろありましたけども、一番興奮したプレーはどうですか? MLBジャーナリスト・AKI猪瀬さん: 解説していてうわーって声が出ちゃったのは、MVPトリオが結成されて始まりますよっていうシーズンだったので、MVPトリオが3連発を決めたのは一度だけなんですよ。これが今のところ最初で最後の満額回答の試合だったんですね。これは興奮しました。 ただ、この3連発っていうのは非常に素晴らしい瞬間でしたけど、僕個人的には、2024年、大谷選手が一番素晴らしかったのは、162試合中159試合に出場したこと。 これ、159試合以上ってメジャー全体で14人しか達成していない。 要は、無事これ名馬でこの試合数頑張って出たから、数々の積算される記録が積み上がっていった。 これがどこかでけがをしちゃったってなると、「50-50」とかこういう数字はついてこないので、自己管理ですよね、けが、病気をしないってことが素晴らしいと思います。 賞レースが終わると寂しくなってしまう人の期待に応えまして、2025年の大谷カレンダーというものが販売されているということで、とびっきりの笑顔であったりが見ることができます。 日めくりのカレンダーには、大谷選手のいろいろな言葉が31パターン載っています。 ――ちょっと早いですけど来シーズンはどんなことを期待しましょう? MLBジャーナリスト・AKI猪瀬さん: 来シーズン二刀流完全復活を期待するシーズンになりますので、ぜひ日本人史上初のサイ・ヤングとって、2024年もMVPをとりますから、通算4度目のMVPじゃないですかね。 ――ピッチャーとしても活躍したらMVPの可能性は高くなるわけですよね。 MLBジャーナリスト・AKI猪瀬さん: 高くなります。 ――ワールドシリーズ連覇。 MLBジャーナリスト・AKI猪瀬さん: 連覇ですね。ヤンキースが98、99、2000と3連覇して以降、連覇チームないんです。だから、非常に難しいので挑戦しがいがあると思います。