【ベンツの豪華SUV】さらに“スーパー”に進化!メルセデス・ベンツGLSが一部改良
メルセデス・ベンツのフラッグシップSUV「GLS」が一部改良され、さらに豪華に、さらに快適になって登場した。AMGバージョンの「メルセデスAMG GLS 63」、究極のラグジュアリーSUV「メルセデス・マイバッハGLS」も同時に改良が加えられた。 【画像】一部改良したメルセデス・ベンツのフラッグシップSUV「GLS」を詳しく、写真を見る(全17枚) メルセデス・ベンツの最上級SUVとして位置付けられるモデルだけに、どこが進化したのか気になるところだ。ちなみに、車両価格はGLSが1530万円~2030万円、メルセデスAMGが2780万円、メルセデス・マイバッハGLSが3220万円と、メルセデス・ベンツの最上級SUVらしい設定となっている。
上質で高いプレステージ性を持つフラッグシップSUV
メルセデス・ベンツGLSは、2016年の2代目GLクラスのビッグマイナーチェンジを機に誕生した。この時、「GL」という記号はメルセデス・ベンツのSUVを表すものとされ、そこに車格を表す「S」が組み合わされて「GLS」と呼ばれることになったのだ。これにより、「GLS=SUVのSクラス」という位置づけがわかりやすくなった。 「GLS」としては2代目の現行型は、大人7名がゆったりと乗車できるゆとりある伸びやかなボディに、Sクラスのようなラグジュアリーな快適装備、オンロード/オフロードを問わない高い走行性能を備えるなど、上質で高性能なメルセデス・ベンツの最上級SUVとして広く知られている。 メルセデス・ベンツGLSには通常モデルシリーズのほか、ハイパフォーマンスなAMGバージョンの「メルセデスAMG GLS 63」、究極のラグジュアリーブランドの「メルセデス・マイバッハGLS」もラインアップされ、それらがシリーズのプレステージ性をさらに高めている。
ISGの全車装備で快適性、静粛性、効率性が大きく向上
今回の一部改良では、従来の「GLS 400 d 4マティック」の直列6気筒3L直噴ディーゼルターボエンジンに48VシステムとISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせ、新たに「GLS 450 d 4マティック」とモデル名を変更して設定。これにより、「GLS」シリーズ全車が電動化されることになったのがまず大きなポイントにあげられる。 ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで回生ブレーキによる発電を行い、エンジンが低回転時にはその電力を利用して駆動を補助することで高い効率性と力強い加速を実現。エンジン始動時にはスターターの役割を果たして振動を抑え、アイドリング時には充電電流を調整してエンジン回転数を低回転で安定的に保ち、さらにシフトチェンジ時にはエンジンが理想的回転数に達するまでアシストも行う。 ISGは高い効率性と力強い加速を実現するハイブリッドシステムとしてだけではなく、「GLS」にとって快適性、静粛性に寄与する重要なメカニズムであり、全車に装備するにあたってはさらに熟成が進められた。