二宮和也、『ブラックペアン』S2に自信 「日曜劇場史上、一番面白いドラマを作るつもり」
7月7日よりスタートするTBS系日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』の制作発表会見が7月2日に東京・丸ビルホールで行われ、二宮和也、竹内涼真、葵わかな、キム・ムジュン、小泉孝太郎、内野聖陽、チェ・ジウが登壇した。 【写真】チェ・ジウにトントンされて照れてる二宮和也 2018年4月期に放送された日曜劇場『ブラックペアン』の続編。シーズン1では天才的な手技を持つ外科医・渡海征司郎を演じた二宮が、シーズン2では人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦を演じる。 大歓声に包まれ登場した二宮は「1話も2話も3話もどんどん右肩上がりに面白くなっていくようにみんな現場で努力していますので、ぜひ期待していただけたら」とメッセージ。次々にキャストが挨拶する中、ムジュンが「今日このようにお会いできて本当に嬉しいです。よろしくお願いします」と流暢な日本語を披露すると、竹内は「おおー!『よろしくお願いします』と言ってます」と笑顔を見せ、二宮が「(通訳しなくても本人が)言ってた」とツッコむなど、さっそく和気あいあい。 新たな主人公・天城を演じるにあたり、二宮は「僕だけが変わっていることが今回、1つの要となっているんですけれども、逆に言うと僕以外は変わっていない。シーズン1から出てる人たちに異物感として扱っていただけているので、素直に表現することができました」と語る。 一方、竹内は「今回僕のテーマとしては、 1人の医者としてどうありたいのか、どうあるべきなのか。自分の中からフツフツと湧き上がっているものを先輩の先生たちにぶつけて、最終話までに答えを見つけていきたい」とし、「僕はムジュンを褒めたいです。あれだけ日本語を聞きやすく、時間もない中でやり遂げたというのは本当にすごいと思いますね。1話の彼に本当に感動しました」と拍手を送る。 これを受け、ムジュンは「本当にいつも僕のことを褒めてくれて、『大丈夫、頑張れ!』と声援を送ってくれました。おかげで少し気持ちに余裕ができて、楽しく撮影に臨むことができました。本当に感謝しています」と思いを述べた。 葵は、シーズン1の役どころを「自分自身の役割だったり、病院に対しても不安定な気持ちがあって、常に周りに振り回されていた」と振り返り、シーズン2では「新人看護師ではなく、誰かに指示を出すような、そういう出世を遂げているのでは」と自己分析。すると「恋模様もね」と切り込む竹内に、「この人だけが言ってるんですよ」と二宮。「そうなんですよ」と笑う葵に、竹内が「僕は台本に書かれることを期待してます!」と返すなど、ふだんのやり取りを垣間見せた。 また小泉は、前作とは異なる人物を演じる二宮について「まったく別人なんですけど、天城先生を眺めていると渡海と重なるわけですね。これはゾクゾクッとする」とコメント。内野は「二宮さんだからね」と笑みを浮かべ、「でも確実に違うのが、柔らかく優しい感じ。前は尖った悪魔だったけど、今回は優しい悪魔」と語ると、二宮が「結果、悪魔ですよね」とニヤリ。内野は「非常に人当たりがいいから、その分ちょっと厄介。自分が(病院に天城を)呼んだのに手こずってる」と話して笑わせた。 そんな中、チェ・ジウがサプライズで登場。13年ぶりの日本ドラマ出演に「久しぶりにみなさんにお会いできることがとても嬉しいです」と充実感をにじませる。チェ・ジウとの共演の感想を聞かれた二宮が「単純にかわいいなぁって」とつぶやくと、チェ・ジウが二宮の肘をトントン。二宮は「あっ、いやぁ」と肘を押さえて照れ笑いし、「柔和なオフのときと、お芝居に入るときの芯のある瞬間が感じられて、『今、恵まれた現場にいるんだな』という思いがずっとあった」としみじみ語った。 ここで、劇中に二者択一のシーンがあることから「運試しは強い方?」との質問が。最初に手を挙げたムジュンが「『ブラックペアン シーズン2』に出ることになったから」と理由を明かすと、会場からは大きな拍手が沸き起こり、チェ・ジウが「ワタシも」とにっこり。すると二宮も「ワタシも」とクシャッとほほえみ、「6年って引退してる人がいてもおかしくない時間なのに、みんながいる。運がないと集まらないと思う」と再集結したキャスト陣にあらためて感謝した。 さらに「自分が手術を受けるなら執刀医は誰がいいか」との問いに、葵は天城ではなく「(小泉演じる)高階先生」と回答。小泉は「ザワつきましたけど……」と会場の雰囲気を察し、二宮は「(竹内演じる)世良先生じゃなくていいの?」、竹内は「ものすごくしっかり縫合するよ?」と納得いかない様子。だが、小泉が「スナイプはもうミスらないから」と自信を見せると、葵が「高階先生……というより最先端医療に期待したい」と素直に明かして笑いを誘った。 最後に二宮は「今までの日曜劇場史上、一番面白いドラマを作るつもりでいます。というか作ります、作っています。その気概というものを感じていただきたい」と力強くアピール。「面白いものをひたすら求め続けて、1分1秒(身を)削って撮影していますので、みなさんにも最後までお付き合いいただけたら」と締めくくった。
nakamura omame