（写真：東奥日報社）

　青森県弘前市の桜田宏市長は27日、来年の弘前さくらまつりの開幕日を4月18日と発表した。今年の当初の開幕予定日より1日早く、桜の早咲きで前倒しされた開幕日より6日遅い。最終日は例年と同じ5月5日で会期は18日間。弘前公園の有料区域（弘前城本丸と北の郭＝くるわ＝）の営業時間を桜の見ごろに合わせて柔軟に変えられるよう、条例を改正する考えも示した。 　桜田市長が27日の定例会見で説明した。園内のソメイヨシノが早咲きになった場合、前回と同様にまつり開幕日を前倒しする方針。 　園内の有料区域は通常、午前9時～午後5時営業で、元来のまつり会期である4月23日～5月5日は午前7時～午後9時に拡大する－と定めている。市公園緑地課によると、まつり開幕日の前倒しや夜桜の見ごろ終了などに合わせて期間を変えられるようにする方針。12月の定例市議会に条例改正案を提出予定だ。 　桜田市長は会見で「直近の10年間は桜が早咲きで、夜桜を楽しめる期間が現状（の営業時間拡大期間）と合わない。臨機応変に対応したい」と語った。