「あるときから急につまらなくなったんだよ」小倉智昭が語る「とくダネ!」オープニングトークの裏話に笠井信輔も驚き!?
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、フリーアナウンサーの小倉智昭さんと笠井信輔さん。ここでは、お2人が担当していた朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」(フジテレビ系)で毎回おこなっていた“オープニングトーク”の裏話を披露しました。
◆オープニングトークの醍醐味
小倉:俺ね(「とくダネ!」が開始してから)ずっとオープニングトークをやっていたけど、あるときから急につまらなくなったんだよ。「小倉さんが1人で(ネタを)探してしゃべるのは大変だろうから“サポートをつけます”」って言われてから。 笠井:そんなことがあったの!? オープニングトークに? 小倉:そう。それで2人ぐらいついて、彼らが新聞とかを一生懸命読んできて「この新聞のここはどうでしょうか?」って提案してくるわけよ。 笠井:あら、知らなかった。 小倉:でも俺としては、前日から週刊誌ネタで面白いのがあったり、朝の新聞の小さい記事で面白いテーマがあったら“これをやろう”と思って、それを時間までにまとめあげる“オープニングトークの醍醐味”みたいなものがあったわけよ。 笠井:はいはい。 小倉:でもサポートがついてから、新聞の記事はもちろんのこと、「こういうものがあります」って熱心に素材を持ってくるわけ。ただ、そのサポートについた人が、俺が(番組スタッフとして)気に入っていた人だったから、一応その期待に応えなきゃダメだと思って、なるべくその話をするんだけど(気持ちが)のらないのよ! 笠井:そりゃあそうだ。 小倉:そうしたら案の定、朝の数字が落ちてきたの。 笠井:本当に!? 小倉:うん。だからやっぱり、自分の好きなことを好きなだけしゃべって、笠井や佐々木(恭子アナウンサー)、菊川怜ちゃんからどう反応が返ってくるのかっていうのが……。 笠井:だって、私と小倉さんが会うのって毎回だいたい本番3分前くらいでしたから、小倉さんが(オープニングトークを)しゃべり始めて“あっ、今日はこのテーマなんだ”っていう感じで対応していたんですよ。 小倉:だって、(オープニングトーク部分は)各曜日のディレクターも知らないから。 笠井:そうなんだ! 小倉:うん、始まる前に新聞を出して「ここを切り抜いて」っていうのもあったし、見せる素材が何もないときもあったし(笑)。だから上(制作サイド)も、8時の「よーいドン」で何が始まるか分からないから戦々恐々となっていたわけ。 笠井:番組って25年くらい前に始まったでしょ? そう考えると(開始当初は)危機管理とかコンプライアンスっていう言葉がまだない時代で、それが生っぽくて面白かったんですよね。 小倉:面白かったよね。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」放送より)
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