ベネズエラ、小刻みな継投で2次リーグ白星発進 22日に日本と対戦 野球プレミア12
野球の国際大会「プレミア12」は21日、東京ドームで2次リーグが始まり、1次リーグA組1位のベネズエラは2―0でB組2位の台湾に勝った。 プレミア12で初の2次リーグ進出を果たしたベネズエラ。台湾戦での勝利を牽引(けんいん)したのは、攻守の要の一振りだった。0-0で迎えた四回、4番CE・ぺレスが試合の均衡を破る先制の2ラン。白星発進に導いた会心の一撃に「(打席では)攻撃的にいこうと決めていた。非常にエキサイティング」と胸を張った。 捕手としても、8投手を巧みな配球でリードし、台湾の各打者に的を絞らせなかった。ロペス監督も「両チームともミスが少なく、非常にいい試合だった」とうなずいた。 ぺレスを含め、チームの大半は米大リーグのマイナーリーグでプレーする選手で構成されているが、1次リーグA組では米国を破るなど1位で通過。ぺレスも「家族のようなチーム。国を背負って戦うことは素晴らしい」と話すなどモチベーションは高い。 22日は、連覇を目指す日本と対戦する。「相手に関係なく、ベネズエラらしい野球をすることが大切」とロペス監督。初の頂点に向け日本との大一番に臨む。(浅野英介)