宮城「おくずかけ」vs山形「芋煮」 あなたはどっち? 11月3日、仙台・一番町四丁目で郷土料理対決
芋煮対決のリベンジは「おくずかけ」で果たせるか? 宮城、山形両県の郷土料理のおいしさを買い物客らに審査してもらうイベントが3日、仙台市青葉区の一番町四丁目商店街で開かれる。昨年初めて実施した芋煮対決は、牛肉入りしょうゆ仕立ての山形に軍配が上がり、豚肉入りみそ味の宮城が苦杯をなめた。 【写真】牛肉入りしょうゆ味が特徴の山形芋煮 おくずかけは、仙台や仙南地域で盆に食べる精進料理。当日は地元産のナス、サトイモ、ゴボウ、白石温麺(うーめん)、豆腐などを煮込み、しょうゆで味付けし、とろみを付けて提供する。 芋煮と比較して明らかに知名度が劣るメニューで勝てるのか、内部では疑問の声が上がったという。調理するJA仙台(仙台市)の担当者は「肉も魚も使わないシンプルな料理だが、今夏のイベントでは子どもたちにとても好評だった。山形に胸を借りるつもりで臨む」と意気込む。 山形は昨年と同様、王道の芋煮で迎え打つ。JA山形(山形市)の担当者は「おくずかけは初めて聞いた料理。山形産の牛肉を使って負けるわけにはいかない」と自信を見せる。 会場はパチンコPスパーク前で、午前10時から500円でセット販売する。おいしかった方に割り箸を投票してもらい、重さで勝敗を決める。800食限定。 両JAによる直売会もあり、新米やネギ、サトイモ、リンゴ、ラ・フランスなどが並ぶ予定。
河北新報