やっぱり荒れた「8月相場」、週明けに注目の直近増額3銘柄
急カーブで再び沖縄本島に接近している台風6号。日本株相場も沖縄の気象と同様、荒れ模様となっている(写真:情報通信研究機構/AP/アフロ)
どうやら「荒れる8月相場」らしい展開となってきた。 日経平均株価は7月31日に前週末比412円高と、マドをあけて急伸すると、翌8月1日には前日比304円高と続騰。終値は3万3476円と、6月から7月にかけて形成した「ダブルトップ」に接近しようかという勢いを見せた(同日のTOPIXは年初来高値を更新)。 ところが、格付け大手のフィッチ・レーティングスがアメリカ国債の格付けを「トリプルA」から「ダブルAプラス」に引き下げると発表すると、米国株市場が動揺。つれて日経平均も2日に前日比768円安、3日に同548円安と、久々に大きな値幅での急落を演じた。 先週末4日は寄り付き直後に一時3万1934円と3万2000円割れまで突っ込み、この時点で1日からの下落幅は1542円に達した。短期間に1500円を超す下落となったこと、3万2000円というフシを一時割ったことによる値頃感、あるいは週末でポジション整理の必要があることなどの事情からか、4日終値は前日比33円高で終わったが、反発力という意味ではいかにも弱い。
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岩本 秀雄