侍ジャパン・井端監督が続投 26年WBCまで契約延長「全身全霊捧げて臨む」世界一連覇任せた
野球日本代表の井端弘和監督(49)が侍ジャパン強化委員会の26年第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)までの続投要請を受託していたことが26日、分かった。同日のロッテ-オリックス戦(ゾゾ)を視察した井端監督が明かした。これで26年のWBC連覇に向けた体制が整った。 覚悟を決めた。26年WBCまでの続投要請。侍ジャパン・井端監督はこの日、自身が出した結論を明らかにした。 「先ごろ、NPBから2026年WBCまで契約延長の要請を受け、熟慮を重ねた結果、受諾することにしました。大変、光栄であると同時に身の引き締まる思いでいます」。一点をジッと見つめ、熱い口調で語った。 23年10月の就任当初に結んだ契約では、今年11月に行われる国際大会「プレミア12」までを一区切りとしていた。侍ジャパン強化委員会は、連覇を果たした昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでの采配ぶりなどを高く評価。26年WBCまでの契約延長を要請していた。 昨春のWBCでは大谷らメジャー組の活躍もあって侍ジャパンが世界一を成し遂げた。「前回のWBCでは日本中が熱くなりました。次回26年も最強チームを結成し、連覇を飾れるよう全身全霊を捧げて臨みます」。再び大谷らメジャー組の参加も期待される第6回WBC。自身が胸に秘める熱い思いを明かした。 井端監督は19年大会からの2連覇を狙う11月開催のプレミア12に視線を向けた。「(WBCの)その前にプレミア12があります。まずは、この大会に全神経を集中し、最高の結果を残せるよう精進します」。凜(りん)とした表情で強い決意を示した。 ◆井端 弘和(いばた・ひろかず)1975年5月12日生まれ、49歳。神奈川県出身。現役時代は右投げ右打ちの内野手。堀越から亜大を経て97年度ドラフト5位で中日入団。2014年に巨人移籍。15年に現役引退し巨人の1軍内野守備走塁コーチに就任。18年退任。現役通算1896試合で打率.281、56本塁打、510打点、149盗塁。ベストナイン5度、ゴールデングラブ賞7度。13年WBC日本代表。