“海のシリコンバレー”で新たな発展を目指す! 子育て世帯、未来を拓く若者を応援する三重県「鳥羽市」の魅力とは?
◆鳥羽市ならではの移住者施策、目指すまちは?
そんなユニークな鳥羽市の楽しみ方を教えてくれた中村市長に、“市長を目指したきっかけ”についても伺いました。 実家で鉄工所を営む家庭に育った中村市長は、東京で就職した後、地元にUターン。「30歳ぐらいから鉄工所をやりながら、JC(青年会議所)活動もしておりました。そのなかで、ウォークラリーや無人島キャンプ、マップ作り、まちの模型作りなど、たくさんのまちづくりに関わってきました。その活動が縁で、『人の喜ぶ顔を見たい』『人を驚かせたい』という思いから議員になりました」と、自身が市政に関わるようになったきっかけを振り返ります。 ここで、地域や移住に関心がある人と地域をつなぐ雑誌「TURNS」を手がける堀口さんが、中村市長に「これまで『TURNS』でのさまざまな取材や、移住イベント・ツアーなどをおこなうなかで、鳥羽市には“チャレンジをしたい人”が集まっているように思います。鳥羽市ならではの移住者施策や、まちとしてこれからどんなことを目指されるのでしょうか?」と質問。 中村市長は「鳥羽市には、大学や企業、博物館や水族館など海に関する研究施設がたくさんあります。それらを『海のシリコンバレー』と名付けて、いろいろなものが連携した新しい仕事の創出・構築を、今スタートさせたところです。そういった研究施設を利用して、鳥羽の子どもたちに向けた海洋教育も熱心に進めています」と回答。 続けて「“鳥羽へ行ったら海のことが学べる” “こんな場所で子育てがしたい”と思ってもらえるような場所を目指して、移住施策を考えています」と力を込めます。
豊かな自然と海の恵み、都市部に近くてアクセスが良く、子育てをする環境にも最適な鳥羽市。 最後に中村市長は、鳥羽市に興味を持った人に向けて「何でもおいしいのですが、特に海藻がおいしいです。のり、めかぶ、わかめ、ところてんを作るてんぐさなど海藻がたくさん取れて、環境にも健康にも良いところを売りにしています」と語ります。 続けて「駅と海が非常に近く、4つの有人離島(答志島、神島、菅島、坂手島)も程近い所にあり、離島に渡って独特の文化を楽しめます。鳥羽に来たら、ぜひ離島に渡ってみていただきたいです」とアピールしました。 そんな鳥羽市で“何かをやってみたい”という人に向けては、「鳥羽の魅力はたくさんあるのですが、まだまだ外に伝えるのが上手ではないので、都会から来た人たちが、都会の視点で鳥羽の魅力を発信していただけると、すごくいい職業が生まれるのではと思っています」と呼びかけました。 * 鳥羽市のWebサイト「きらりと笑顔が輝くまち 鳥羽で暮らそう」では、鳥羽市の移住や地域おこし協力隊、鳥羽市の移住・定住イベントやツアーなど、移住を考えるうえで知りたい情報を紹介しています。鳥羽市に興味を持った方は、ぜひチェックしてみてください。 (TOKYO FM「Skyrocket Company」2024年2月22日(木)放送より)