【ボートレース】<クイーンズクライマックスへの道>スランプ乗り越えた遠藤エミ「女子のタイトル全部取りたい」
ボートレース蒲郡のプレミアムG1「第13回クイーンズクライマックス」(QC)は12月28日から31日まで開催される(QCシリーズは同26~31日)。昨年、優勝戦2着だった遠藤エミ(36)=滋賀=は、現在女子賞金ランク3位につけている。2度目のQC制覇へ向け、近況を聞いた。 女子賞金ランク3位につけている遠藤だが、優勝は昨年11月の三国・ヴィーナスシリーズから遠ざかっている。「なんでこの位置にいるんですかね? 何でもいいのでとにかく優勝したい」と、自身41度目となる優勝を熱望した。 直前の多摩川・オールスターは初日の6、5着が響いて予選落ち。しかし、エンジンは出ていた。3月の戸田・クラシックは序盤6、6着発進も予選を突破。最終日11Rの選抜戦では1号艇の峰竜太を3コースからまくって勝利した。「あの時もエンジンは出ていました。序盤に大きい着を取ってしまうことが課題ですね」と今年のSGを振り返った。 ただ、エンジン出しについては調子は悪くないという。「今は調整でやりたいことがあるので楽しいですね。一時期はどこが悪いのかも分からなかった。あの時はレース場にも行きたくなかったですね」。スランプを乗り越え、今は強い遠藤が戻ってきている。 今後の目標については「もちろん、もう一度グランプリに出場したいっていう思いはあります。あと、女子のタイトルは全部取りたいですね」と話した。まずは8月の福岡・レディースチャンピオン優勝が目標になるが、来年2月には新設の女子G1も待っている。遠藤の女子最強時代はまだまだ続きそうだ。
報知新聞社