磐城桜が丘大逆転 会津ザベリオ撃破 9回3点差はね返す 夏の高校野球福島大会(7月13日)
磐城桜が丘は最大7点差から猛反撃し会津ザベリオに逆転サヨナラ勝ちした。夏の初戦突破は2020(令和2)年の独自大会を除くと、8大会ぶり。3安打3打点と活躍した2番山名遥斗は「絶対に勝つと臨んだ大会だったのでうれしい」と喜びを爆発させた。 どんなに点差がついても諦めなかった。六回、適時打や押し出しで2点を返し、山名に打席が回った。内角高めの直球を振り抜き、左越えの3点三塁打を放った。八回に再び突き放されたが、焦りはなかった。九回、外角の変化球を見極め、3連続四球で満塁に。敵失と適時打で同点とし、中軍駿が四球を選び押し出しで決勝点を奪った。選手はベンチから飛び出して歓喜の輪をつくった。 昨秋に就任した鈴木諒監督は全体練習時間を実戦を想定した練習に充てた。常にピンチを想定して練習していくことで、試合でも逆転する展開が増えたという。 2回戦は東日大昌平と福島の勝者と対戦。山名は「どんなに強い相手でも自分たちらしく最後まで戦う」と力を込めた。