五輪=露スポーツ相、IOCとの関係改善主張 プーチン氏前に
[17日 ロイター] - ロシアのデグチャレフ・スポーツ相は17日、国際オリンピック委員会(IOC)との関係改善と対立の解消を訴えた。 2022年のウクライナ侵攻を受け、ロシアと同盟国ベラルーシはパリ五輪に参加できなくなり、一部の選手のみが侵攻を支持していないか、軍とのつながりがないかなどの審査を受けて「中立選手」として参加した。 ロシア・オリンピック委員会(ROC)は、15日にポズドニャコフ会長が辞任を表明。同会長はロシアのスポーツが直面している「政治的課題」を踏まえて、変革の必要性を指摘していた。 ロシアの報道によると、デグチャレフ氏はプーチン大統領も出席した会合で、「ロシアとソ連のスポーツの貢献を踏まえ、オリンピック・ムーブメントに復帰すること、そして選手の権利を回復することこそが私たちが守るべき方針」とし、「お互いを侮辱したり、拳を振り回したりすることなく、(IOCメンバーとの)対話を続ける必要がある」などと述べたという。