【神奈川春季大会】40年ぶり春ベスト4進出の武相!指揮官も称賛の「流れを変えるワンプレー」で勝利を呼び込む!
<神奈川県高校野球春季大会:武相6-5日大藤沢>◇27日◇第2試合◇サーティーフォー保土ケ谷球場 【トーナメント表】春季神奈川県大会 結果一覧 武相が40年ぶりとなる春季大会ベスト4進出。奇しくも豊田 圭史監督が生まれた1984年以来となる快進撃となった。 豊田監督は、「うちは9イニング勝負。最初にうまくいかなくても9イニング勝負と言い続けていた」と勝因を分析。横浜商の試合に続いて3点を先制され、追いかける展開となったが、「(選手たちが)堅かった。経験ない分、堅くなるのは当たり前なので、そこを優しくして和らげるよりは『なんとか取り返そう』という部分がうまくいった」と選手たちの粘りを評価していた。 勝敗を分けたのは6回無死2、3塁で迎えたピンチの場面。最初のバッターをサードの渡辺 羽音(2年)が飛びつき、3塁ランナーにタッチして一つ目のアウトを奪う。なおもピンチは続いたが、「一つの流れを変えるワンプレーに時間をかけてきた」と豊田監督が語ったようにファーストへの牽制でアウトを取り2アウト。続くバッターをショートゴロに抑えて無失点に切り抜けた。「(6回を無失点で切り抜けたことで)9回のピンチも逆転されることはないと思い、焦ることはなかった」と日々の細かな練習が実を結び、勝利につながったと口にしていた。 投げては先発の八木 隼俊投手(2年)が5点を奪われたものの130球完投。「冬はストレートで押せる投球を目指していた」と、週に3回以上のスクワットを取り入れるなど、体づくりにも時間をかけた。「球威が増して、ストレートにバッターが振り遅れることもあった」と実践の経験を積む中で自信もつけている。向上戦に向け、「1週間時間があるので、しっかりと準備をして次の試合に臨みたいです。もう一つ勝って関東大会に出場したいです」と意気込んでいた。 準決勝から横浜スタジアムを舞台に変え。熱い戦いが繰り広げられる。関東大会の切符をかけた重要な一戦から目が離せない。