【絵本のことば】『あんぱんまん』|「ないているのは きみだったのか、…」
古今東西の名作絵本から、印象的なことばを日替わりで紹介。作者やなせたかしの正義へのメッセージがつまった、国民的キャラクターの記念すべき第一作目から。 【フォトギャラリーを見る】 「ないているのは きみだったのか、 もう だいじょうぶだ。 あんしんしなさい」 「アンパンマン」シリーズの、記念すべき最初の絵本。当時はひらがなで「あんぱんまん」だったが、「ひらがなだと“まんじゅう”の食感。パンならカタカナ」ということで以後はカタカナ表記に。本作のアンパンマンはまだ人間らしい体型だが、 読者層に合わせてだんだん小さく幼児体型になっていった。絵本作品としてはほかに『やさしいライオン』『チリンのすず』などが有名。
photo_Kazuyoshi Aoki text_Ayumi Shirasaka editor_Kana Umehara...