アメリカのギャンブル事情 スポーツ賭博が「違法」となる州は少数派 2018年に最高裁で「合法」判断 一気に広がる 水原一平氏の捜査のポイントは?
(夏目みな美キャスター) アメリカでのスポーツ賭博、実は違法か合法かというのは州によって異なるんです。違法となるのは少数派で、巨大な市場になっているということなんですね。 【写真を見る】アメリカのギャンブル事情 スポーツ賭博が「違法」となる州は少数派 2018年に最高裁で「合法」判断 一気に広がる 水原一平氏の捜査のポイントは? ■2018年に最高裁で「合法」の判断 以降一気に広がる (山内彩加アナウンサー) はい。アメリカでのスポーツ賭博をまとめました。違法なのはドジャースや、そしてエンジェルスのあるこのカリフォルニア州を含めて12州だけ。38州では、合法なんですね。 元々合法だったのは、カリフォルニア州の隣、ラスベガスがあるネバダ州だけでしたが、各州が「権利の侵害だ」と訴え、2018年に最高裁で「合法」だという判断が示され、そこから一気に広がりました。 去年の扱い額は18兆円、売り上げは1兆7000億円にも上る巨大マーケットで、今や依存症の問題も出てきているということなんです。 国際カジノ研究所の木曽崇所長はこう話しています。「アメリカでの合法化で、世界のスポーツベッティング(賭博)の市場が急拡大している。アメリカでは水面下に潜っていたものが急に表に出てきている。合法化で一気に表に出てきているのが今の状態だということです。 (夏目キャスター) 今後、水原一平氏への捜査というのが注目されていますね。 ■水原一平氏の捜査のポイントは? (大石アンカーマン) はい。今、一体どこまで進んでいるのか、これからどこまで進むのか、その捜査の焦点についてですね。カリフォルニア州の弁護士資格を持つ清原博弁護士に聞きました。清原さんは、水原氏がスポーツ賭博の違法性を知っていたか、知らなかったかがポイントだと言っています。 「知っていた」ということになれば賭博罪に問われます。禁錮6か月以下・罰金15万円以下ということになります。では「知らなかった」場合はどうなるのか。「違法ではない」と、ブックメーカー、賭博の元締めに騙されていた可能性があるということで、“被害者”と判断される可能性も十分考えられるということなんですけれど、球団やそしてメジャーリーグから、水原氏への教育もあったでしょうし、水原氏もアメリカ生活長いですから、清原弁護士は、「『知らなかった』ということはまずないのではないか」という話をしていました。
そしてどちらにしても、水原さん側の窃盗罪の可能性、大谷さんの代理人が言うように、お金を盗んだのであれば「窃盗罪」に問われる可能性があるといういうことなんですよね。そして今後のポイントは何と言っても、影響が大谷翔平選手に及ぶのかどうかということです。 (夏目キャスター) お金の流れの捜査なども行われるのかもしれません。
CBCテレビ
【関連記事】
- 全裸でなく下着や水着を着用へ 動画の拡散で「事件につながる恐れ」 伝統の祭りに大きな変化
- 元TOKIO山口達也さん(51)が語ったアルコール依存症の苦しみ 「2年間飲まなかったのに 一気に1.5リットル飲んでバイクにまたがった」
- “絶対に見てはいけない祭り”を300年の歴史で初めて撮影 画面越しに見るのは問題ないという愛知県田原市の「寝祭り」
- 「娘の顔が分からなくなってきた」5回目のワクチン接種後に体調不良 手足に力が入らず字も書けない“記憶障害”も… “打たざるを得ない”医療機関の事情【大石邦彦が聞く】
- 信号待ちをしていたら無免許運転の車が突っ込んできた 私“玉突き事故”の渦中に「えっ、なぜ?車の修理代は自分で?」【衝撃の交通事故体験記】