菊池弁で龍伝説の紙芝居 菊之池小5年生が作成
菊池市の菊之池小5年生が総合的な学習で調べた市の龍にまつわる伝説をもとに、〝菊池弁〟で語る紙芝居をつくった。児童が描いた絵が話に合わせて切り替わる動画も完成した。 児童たちは昨年、菊池温泉と菊之池、八大龍王神社にまつわる三つの伝説と、地域の「白龍祭り」について学習。紙芝居のせりふなどに用いた菊池弁は、地域住民の指導を受けた。 菊池一族が菊池に赴いた際に龍が現れたという菊之池については「菊ん花の形をした池ば見つけなはった」と表現。菊池温泉ゆう出にまつわる逸話では「そん夢の中じ、龍があらわれたとたい。あくる日その龍の出ちきた所ば一生懸命ほったとたい」と菊池弁で伝えた。 3日は、代表の児童10人が市役所を訪れ、市長らに菊池弁で語りを披露。女子児童(10)は「伝説や歴史を調べるうちに菊池の地名の由来も知り、誇らしくなった。みんなにも知ってほしい」と話した。 折り畳んで冊子にできるA2サイズのリーフレットも作成し、動画の案内もある。リーフレットは市役所や市図書館などで配布する。(志賀茉里耶)