県内各地で真夏日となる中、小浜市の若狭高校では20日、気温に負けない熱い体育祭が行われました。学校では熱中症対策として基本的な水分補給などに加え、独自の秘策「冷房バス」を導入しました。 体育祭では生徒たちが降り注ぐ日差しの中、時折吹く爽やかな風を感じながら玉入れやリレーなどの競技に全力投球していました。 ■生徒 「（リレーで）2位だったがいい思い出になった。暑くもなく快適にできている」 ■生徒 「汗は出るけれど予報よりは全然涼しいんでまだまし」 熱中症対策として生徒たちはこまめに水分補給をしたほか、ミストスプレーを顔にかけて体温を下げるなどしていました。 ■嶋田拓真記者 「体調に異変を感じたら救護テントに入ります。さらに暑さをしのぐバスも用意しています」 学校では救護テントの横にバスを用意し、冷房を利かせた涼み処としました。部活動で使っている24人乗りのマイクロバスを活用しています。 ■若狭高校 荒木直則保健部長 「外での競技なので保健室はちょっと距離がある。すぐ近くで対応できるように、目が届くようにということで（救護テントの）横に置いた。体力をここで回復して、また次の競技に臨むという形」 生徒たちはあの手この手の熱中症対策をしながら、青春の思い出を増やしていました。