後半頭から登場するも

チームを勝利に導けなかった細谷。試合後には反省を口にした。写真：永島裕基

［ちばぎんカップ］柏 １－２ 千葉／２月18日／三協フロンテア柏スタジアム 　シーズン開幕前恒例のJ1柏とJ2千葉のちばぎんカップが２月18日に三協フロンテア柏スタジアムで開催され、千葉が柏を２－１で下した。 【厳選ショット】新10番・小森飛絢とドゥドゥのゴールで千葉がちばぎんカップ連覇！｜第28回ちばぎんカップ 柏１－２千葉 　序盤から試合のペースを掴んだ千葉は、エースの小森飛絢が37分に先制ゴールを挙げると、その後はチャンスを決め切れずにいたが、ドゥドゥが80分に加点。一方、柏はマテウス・サヴィオが後半アディショナルタイムに１点を返すにとどまった。 「ここからだぞ!!」 　試合後、サポーターから叱咤激励の声が飛んだなか、柏イレブンは悔しそうにグラウンドを引き上げた。 　年始のアジアカップに参戦し、休養を取ってチームに合流したばかりだった日本代表FW細谷真大はシュート０本と不発。 「背後の動きが少ないと感じていました。もう少しやれれば良かった」と反省を口にする。 　 　先のアジアカップではパリ五輪世代ながらA代表に引き上げられ、初戦で先発し、敗れたイラン戦でも後半アディショナルタイムに投入されるなどピッチに立つことはできた。もっとも貴重な経験は得たが、結果は残せず。チームもベスト８で大会を後にし、「悔しさが残った」と話す。 　今季はパリ五輪の最終予選や本大会が控える重要な１年。 「ゴールに絡むことがFWとして大事なので、一から見つめ直したいです。質にこだわり、チームを勝たせられる存在になっていきたいです」 　熱い決意を示す。 　昨年末には天皇杯決勝に勝ち上がったが、川崎に敗れて準優勝。それだけに「タイトルを獲りたいですし、（昨季は）チャンスを逃してしまったのでより想いは強くなりました」と口にする。 　昨季はJ1で14ゴールを奪ったストライカーは、日本代表などで得た財産を生かしてさらに飛躍するか。その進化ぶりには注目だ。 取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）