違法花火で指を吹き飛ばすファンも…ドジャースのWS制覇に市民暴徒化 ロサンゼルスが大混乱「略奪者が暴れまわった」
久々の世界一に街は異様な雰囲気となった。 ドジャースがヤンキースを破って4年ぶり8度目のワールドシリーズ優勝を飾った10月30日夜、地元ロサンゼルスは“祝福ムード”がエスカレート。複数の店舗で略奪が起こるなど街は大混乱に陥り、逮捕者が出る騒ぎに発展している。 【動画】バスが炎上で、強盗者も…カオスと化したロサンゼルスの様子 ドジャースが前回ワールドチャンピオンとなったのは、コロナ禍の短縮シーズンだった2020年。フルシーズンでの優勝となると36年ぶり快挙ということもあり、街は大きく華やいだ。本拠地ドジャースタジアムの入場口付近には大勢のファンが集まって優勝を祝い、歴史的な戴冠に沸いた。 ただ、祝賀ムードによって気が大きくなったのだろう。一部の市民は暴徒化。一部が違法花火を打ち上げ、道路を占拠。暴徒鎮圧のために緊急的に配備された武装警官たちと衝突した他、火が放たれたバスは炎上。さらにナイキショップをはじめとする複数店舗に強盗が押し入る被害も噴出した。 SNSではドジャース優勝に“熱狂”する人々のありとあらゆる動画が拡散。その中には酔っぱらって違法花火を使用した男性ファンが自身の指を吹き飛ばしてしまうというアクシデントを収めたものもあった。 まさにカオスである。この事態は現地アメリカでも大々的に報じられており、ニューヨークの日刊紙『New York Post』は、地元警察の報告で合計12人の逮捕者が出ていると報道。「暴力はいかなる理由があっても容認されない。好戦的な野球ファンがバスに放火したり、警官と衝突したり、略奪者が暴れ回った。ドジャースはこの異様な街で優勝パレードを予定している」と悲観的に伝えた。 11月1日に本拠地ドジャースタジアムで有料の優勝イベント開催を予定しているドジャースは、ダウンタウンでのパレードで市民と一緒に勝利を祝うことになっている。ここには大谷翔平ら主力選手たちが参加予定となっているが、無事に実施できるだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]