借金1000万の男が猫のために家を建てる? 数奇な下僕人生を描いた漫画が話題
コンパニオンアニマルに尽くしている人は多いだろう。筆者もその1人で、愛猫の快適な生活のために昼夜努力している。 だが、響介氏より全身全霊で猫のために生きている人は少ないかもしれない。何せ、響介氏は借金1000万円を抱えながらも5匹の保護猫のために完全注文住宅を建ててしまったのだから。 そんな響介氏の数奇な下僕人生を描いた作品『借金1000万作曲家の人生を変えてくれた猫の話』がSNSで反響を呼んでいる。 ■猫に恩返しするために生きている男 保護猫5匹のために猫の幸せを追求した注文住宅を建てた男性(多額の借金あり)としてメディアでも取り上げられる響介氏だが、猫たちに出会う前は自堕落な生活を送っていた。自称作曲家で機材に投資しまくり、1000万円もの借金があるにもかかわらずリボ払いで焼肉を食べるほど無計画だったのだ。 そんな響介氏を真人間にしてくれたのが猫たち。同氏は、生活の目処が立っていないのに衝動的に2匹の猫を保護し、その後も3匹迎え入れている。猫グッズは全てリボ払いで調達するほど金銭感覚は緩んでいるが、責任感は人一倍あったために猫のためにがむしゃらに働いた。極小アパート生活を抜け出すために、5LDKの広いアパートを購入し、数年後には猫たちが縦横無尽に走り回れる注文住宅を建てたのだ。 ここまでの生活ができるようになったのは、全て猫のおかげだと言う響介氏。借金持ちが、猫がきっかけで、豪邸を建てた。このサクセスストーリーは瞬く間に猫好きの間で広まり、猫好きのあるべき姿として尊敬を集めるようになった。
中川真知子