市長のハラスメント、報告書可決 福岡・宮若市議会、8件認定
福岡県宮若市の塩川秀敏市長(75)が市職員に暴言などのハラスメントを繰り返していた問題を巡り、市議会は20日の本会議で、塩川氏によるパワハラやセクハラを8件認定し「身の処し方はご自身で考えるべきだ」と結論付けた調査特別委員会(百条委員会)の報告書を賛成多数で可決した。 報告書によると、塩川氏は机をたたきながら大声で職員を叱責したり、「死ぬ気で働け」「辞めろ」と発言したりしたことを認めた。 市議会は昨年12月、複数の職員が塩川氏によるハラスメントを訴えたため、地方自治法100条に基づく調査特別委を設置。経緯や事実関係を調べていた。 塩川氏は県議を経て、22年3月に初当選した。