役目終えたランドセルを被災地の子どもたちへ 「笑顔戻せたら」【長野・松本市】
能登半島地震からきのうで3カ月です。石川県と県内のリユース店が協力し、集めたランドセルを被災した子どもたちに届けます。 積まれたランドセル。よく見ると…新しいものではないようです。 ■ココ・リンク 吉沢梢 代表 「家庭にある役目を終えたランドセルを集めました」 松本市の「ココ・リンク」はいらなくなった制服などを集めて安く販売しているリユース店です。 代表の吉沢梢さん。ランドセルを集め始めたきっかけは能登半島地震でした。 ■ココ・リンク 吉沢梢 代表 「何かできることはないかなと思っていたところに、石川県の方からこういったことをやりたいんだとお声がけをいただき協力することになりました」 吉沢さんの元を訪れた木下成久さん、石川県で中古ランドセル取扱店を経営しています。 集まったランドセルを引き取りに来ました。 木下さんは家屋の倒壊などでランドセルが使えなくなった子どもがいることを知り、無償で届けたいと吉沢さんに協力を依頼しました。 ■中古ランドセル取扱店・木下さん(石川県白山市) 「長野県の皆さんに多くのランドセルを頂いて、被災地の子どもたちに届けないといけないなと責任と重みを感じている」 「ココ・リンク」のほか長野市のリユース店も協力し、あわせておよそ540個が集まりました。寄贈した人からは「支援という形で役立ててうれしい」などと手紙やメッセージが届いたそうです。 ■ココ・リンク 吉沢梢 代表 「皆さんの大事なランドセルをこれでお届けできるので、それを知ってもらえればうれしいなと思います」 ■木下さん 「少しでも子どもたちに笑顔が戻って、それが大人たちにも波及してくれればいいかなと思っている」 ランドセルはクリーニングをして早ければ夏休み前に子どもたちの元に届けられます。