日経平均株価の2024年12月末までの値動きを専門家が予測! 米・大統領選前に“夏枯れ”で下落する予想も多いが、11~12月には「4万円突破」予想が多数派に!
日経平均株価の2024年6~12月の値動きをアナリストなど株の専門家74人が予測! 【図版】2024年後半の値動きは、専門家の7割が「強気」の見通し ●日経平均株価の値動き予測は「強気」と見る専門家が多数派! メインシナリオは「夏枯れからの年末高」! 2024年も折り返し地点に近づいている。前半は、日経平均株価が平成バブルの最高値3万8957円を更新して、史上初の「4万円」の大台にも乗せた。現状は調整局面に入っているが、2024年の後半はどのような値動きを見せるのか。アナリストなどの専門家74人に予測してもらった結果は、以下のとおりだ。 2024年後半の値動きについて、専門家の7割が「強気」の見通しを持ち、残る3割は「中立」や「弱気」の見通しを持っている。 強気派の根拠は「新NISAの浸透で、貯蓄から投資に資金が流入。強い“買い”需要が続く見通しだから」「東証改革の効果で、増配や自社株買いなどの株主還元が続くから」「インフレと賃上げの好循環が見込まれるから」「半導体株ブームは来年に向けて再燃が見込まれるから」など、さまざまだ。 一方の中立派の意見は「業績の上方修正は株価に織り込み済みで、インパクトに欠ける」「海外株と比べた日本株の割安感はすでに修正された」など。弱気派は「高まる期待に日本経済の実態が追い付いていない」「世界景気の後退への懸念もある」といった意見になっている。 値動きの推移については、多くの専門家が11月に行われる米国の大統領選挙を前に、例年以上の“夏枯れ”を予想。そして「アノマリー(過去の経験則)的には、大統領選挙が終わればイベント消化による安堵感で、日本と米国の株はともに年末高となる」(楽天証券経済研究所の香川睦さん)と見ている。 また、専門家74人による日経平均株価の高値予測の平均値は「4万2215円」、安値予測の平均値は「3万6431円」だった。強気派では「年内5万円到達」を予測する声もあり、米国の大統領選挙後は特に値動きに気を配る必要があるだろう。「夏枯れからの年末高」というメインシナリオに従うなら、これらの金額を意識しつつ夏に買い、上昇を待つのが得策と言えそうだ。
ザイ編集部
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