【バレー】群馬・安福若菜「それぞれのミドルが攻撃のパターンを増やしていく」、齋藤真由美監督「大学生のレベルが上がっている。選択肢があるのは良いこと」 Ⅴ2女子
2月3日にヤマト市民体育館前橋(群馬県)で行われたバレーボールV2女子、群馬グリーンウイングスの試合後会見コメントをお届けする。 群馬・松尾奈津子主将がインタビュー。林田愛佳「ビッグスマイルで盛り上げたい」、小林知加「チャームポイントは三つ編み」、角谷未波「お風呂は42度」、安福若菜「次のサーブはしっかり入れます」 群馬 3(25-19、23-25、25-20、25-19)1 GSS東京 ●松尾奈津子主将(セッター) 今日は緊張感もあって、硬いところも見受けられました。でも、後半にかけてはサーブが走りましたし、自分たちのリズムで攻撃できることが増えたと思います。総じて良いところはたくさん出せたのかなと思います。 今は相手に押されている時でも、会話がすごく増えています。だからコートの中で修正することができていると思います。 我慢するところは我慢する。それができるからこそ、良いリズムになった時に一気に走れると思います。そこが最近すごく変わってきているところですね。 ーーGSS東京は東海大学2年生の光広のぞみ選手を使ってきました。これまでの対戦の中では経験していない戦力です。 松尾:ダイナミックに打ってくる選手ですね。ブロックを吹き飛ばしてくる印象です。 クロスに打たれるケースが多くて、そのことをわかってはいたのですけれど、最初の方は対応しきれませんでした。もう少し早く抑えられたらもっと展開は違ったと思います。 ●林田愛佳選手(ミドルブロッカー/オポジット) フルセットに行かずに勝ちきれたのは良かったと思います。声の掛け合いはできていました。 ここまでのリーグでは苦しい時にお互いの目が合わないこともあったのですが、今日は苦しい展開でもしっかり全員が目を合わせて話すことができていました。 ●小林知加選手(アウトサイドヒッター/オポジット) 厳しい時間もあったのですが、チーム内でしっかり声をかけあったり、タイムアウトにはベンチの人とコミュニケーションをとったり、「次の1点を取りに行く」という姿勢を全員ができていました。 ●角谷未波選手(セッター) 自分たちでバタバタしてしまって、なかなか良いリズムで試合を展開することができませんでした。でも、後半はブロックだったりディフェンスを修正して、少しずつ自分たちのやりたいことができたと思います。 次の試合に向けて、もっと良くなるように頑張っていければと思います。 ●安福若菜選手(ミドルブロッカー) 最初は自分たちのバレースタイル、攻撃もしっかりできていたのですが、途中から相手に対応されてしまいました。自分たちのミスから相手が点数を重ねて、潰れていました。それを修正して第4セットは大差で勝つことができました。 ーー林田選手に。相手に押される時間もありました。途中からコートに入ってどういうことを考えた? 林田:外から見ていた印象としては、「声は出ていても、少しバタバタしている」。そんな感じでした。 自分はコートの中で大きな声を出して逆にみんなを慌てさせてしまうことも多いのですが(笑)、今回は「いつもより少しゆっくり行こう」という方向で声かけをしました。 途中から入る選手はコートの外から見てわかることを伝達する役目があると思っています。 でも、まだそこが自分の中で足りてないと感じています。少しでもチームにプラスになる働きができればいいなと思いました。 ーー小林選手に。今シーズンの手応えは? 小林:自分はレフトだったりライトだったり、試合によって出るポジションが変わります。 その中で役割も変わってはくるのですけれども、ディフェンスを軸にして粘り強くプレーするところは絶対にブラさずにいきたいと思っています。 そこについては…サーブレシーブもそうですし、ディグでも去年以上に貢献できている手応えはあります。 でも、オフェンスの面ではまだ課題があって、終盤どうしても決めきれない。そんな時がまだ少しあります。 終盤の1点をしっかり取りきる、そのためにさらにレベルアップしていきたいと思っています。 ーー角谷選手に。古巣と対戦しての感想は? 角谷:「絶対に負けたくない」というか「負けられない」という心境です。相手は勢いづくとすごく乗ってくるチーム。どれだけ自分たちが押せるか、相手の勢いを鎮めさせられるかが鍵になってくると思っていました。 やはり中盤ぐらいまではすごく勢いがありましたね。第4セットを押し切れたのはすごく良かったと思います。 ーーGSS東京は勝見咲子主将が頑張っていました。 角谷:私自身、勝見のプレー、決め球をわかっているつもりでしたが、結局、ラインにブロックアウトで出されてしまったりとか、良いプレーをされてしまいました。 ちょっと悔しいなというのはあるのですけれども、古巣の子たちが活躍をしてくれるとやっぱり私も嬉しい気持ちになります。「私たち以外の試合で」頑張ってほしいです(笑) 次はもう少し抑えられるようにしたいと思います。 ーー安福選手に。怪我から復帰した今シーズン、手応えはどうでしょうか? 安福:攻撃力、決定力も自分としては悪くないと思っています。 ーー今シーズンのチームの課題は? これからどこに注力していくべきだと思う? 安福:全員バレーですし、ミドルも人が多くいます。その中で全員が同じプレースタイルだと相手もやりやすいと思いますし、全員バレーの意味もなくなってしまいます。 一人ひとりのミドルが攻撃のパターンをもっと増やしていかなければと思っています。 ーー自身が見せたいプレーは? 安福:フロントクイックやブロックですね。この2つを軸として頑張っていきたいと思っています。
【関連記事】
- 群馬が全員バレーでホーム連勝。ハンタヴァ・エヴァンゲリア、藤井寧々が得点を重ねる。仙台、鈴木音が21本のバックアタックを放つ V2女子
- 群馬・角谷未波がサーブと安定のトスワークで勝利に貢献。GSS東京「最後の隠し玉」光広のぞみ(東海大2年)がコートで躍動。浜松が4連勝で5位に浮上 V2女子
- 求められているのはアクロバティック。リベロからセッターまで、びっくり起用も直感で勝負! 群馬・栗栖留生がコートに羽ばたく V2女子
- バレーボールⅤ2、V3女子で、新リーグ設立の動き。実業団連盟、クラブ連盟、大学連盟に加盟するチームと連携し脱退チームの受け皿に
- 姫路・アヴィタル・セリンジャー監督「成熟したバレーを目指している。バックアタックが今のバレーの進化した部分だ。マユミ・サイトウは高さのあるプレーヤーだったよ」 Ⅴ2女子