得点の奪い合いを制して勝ち点3を獲得!丸岡・田中悦博監督「選手の成長を感じている」【女子フットサル・上位リーグ|記者会見/湘南vs丸岡】
1月21日、日本女子フットサルリーグ(女子Fリーグ)2023-2024 ファイナルシーズン上位リーグ 第15節がバルドラール浦安アリーナで行われ、アニージャ湘南と福井丸岡ラックが対戦。丸岡は4-3で勝利した。 丸岡は5分、横山凜花が左足を振り抜き幸先良く先制した。その後、相手にチャンスをつくられながらも、GK藤江真尋の安定したセーブで得点を許さない。第2ピリオドでリズムをつかんだ丸岡は36分、高尾純奈のゴールでリードを2点に広げると、直後にパワープレーから失点するものの、37分に林笑、39分に荒井一花が立て続けにパワープレー返しを決めて3点差に広げることに成功した。直後、パワープレーからさらに2点を許して1点差に迫られながら、辛くも逃げ切り勝ちを収めた。 試合後、田中悦博監督と池内天紀が記者会見に出席した。
誰が出ても同じようにできる
●福井丸岡ラック|田中悦博監督 ──試合を振り返って。 体調不良の選手が急に出てしまいどうなるかと思いましたが、連れてきた選手が全員、よく頑張って勝利をプレゼントしてくれました。浦安さんのホーム会場にこれほどのお客さんが入って、あれだけ拍手してくれたことで選手が頑張れました。選手もこうした応援をしてもらえることに感謝して、来週もまた臨みたいと思います。 今日は、キャプテンの池内(天紀)も体調不良で苦しかったのですが、私たちは先日、ローマ遠征でいろんな経験をしました。そこからは、セットではなく、誰が出ても同じようにできるようにとやってきましたし、今日はそれがうまくいきましたし、選手の成長を感じています。 ──平均年齢が21.3歳と若く、今日は宮本夏奈選手も不在の戦いでした。今シーズン、ここまでの戦いを通してどのような進化を感じていますか? 若手を使っていこうと、毎年やってきました。去年は下位リーグになってしまいましたが、そこでは高校生を起用したり、加藤ほのかなどもピッチに立ちました。やはり女子Fリーグのレベルが上がっていますし、女子ワールドカップの開催が決まったなか、自分たちの力をしっかりと見せないといけない。ただしまだ、2セットの8人と他の選手との間には経験や技術の差がかなり大きい。特には経験の部分だと思っています。 今日は、宮本が出られない代わりに入ったのが山森(しおん)です。すごくいいものを持っているのですが、今の女子Fリーグの試合数ではなかなか使うことができません。これまでは(女子Fリーグと並行して)北信越リーグも戦うなかで成長できていましたが、女子Fリーグの年間14試合ですから、選手の成長にはその倍以上、試合をしたいです。ただし、今日もいいものを見せていましたし、ラックの特徴である選手の良さを引き出せていました。池内と山森は本当は一緒に使うのですが、今日は別々でした。そこが一緒に出るともっといいものを出せると思います。 ──全日本選手権と女子Fリーグを戦うなか、レギュレーションの難しさもありますか? 自分がミスをしたのですが、15分ハーフだと思っていました。今までのレギュレーションが15分だったので間違えてしまって(苦笑)。選手権を挟んで、これだけのお客さんの前でできて、改めていい環境だなと感じています。フィクソを上げて、ズレを作って得点できたこの数試合で得点を重ねられていることは大きいです。