ウェスティン都ホテル京都での将棋・第７２期王座戦五番勝負第３局の夕食に出された藤井聡太王座の「おにぎり＋赤だし」（左）と永瀬拓矢九段の「カレーライスセット」（日本将棋連盟提供）

　京都府京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で３０日に指されている将棋・第７２期王座戦五番勝負第３局は午後５時、藤井聡太王座＝竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖＝と挑戦者・永瀬拓矢九段が夕食休憩に入り、同５時３０分に再開された。 　先手・永瀬で３局連続の角換わりで始まった京都決戦は、夕食時で９２手まで。形勢は互角だが、藤井が作った馬が敵陣で強烈な存在感を放っている。 　開幕２連勝中で連覇を狙う藤井の夕食は「八代目儀兵衛ホテルオリジナル米おにぎり（ねぎみそ、塩昆布）＋都ホテル一番出汁（だし）の赤出汁」を注文した。「―儀兵衛」は、目利きや独自の精米技術、ブレンドによる、おいしい米を提供する京都の米老舗で、甘さが特長だという。 　一方、カド番・永瀬は、藤井が昼食に頼んだ「都ホテルカレーライスセット」で終盤に向けて力を蓄えた。ドリンクは２人ともウーロン茶。 　なお、午後３時のおやつは藤井が「宇治抹茶のクリームブリュレ」にアイスティーとオレンジジュース。永瀬はアイスカフェラテ、グレープフルーツジュース、アップルジュースと“トリプルドリンク”でのどを潤した。夜には決着する見込み。