中国・北京の教会でもクリスマスイブのミサ、信者数百人が出席 警察官数十人が周囲を警戒
中国・北京の救世主教会で24日、クリスマスイブのミサが行われ、中国の信者たち数百人が出席した。教会の周囲には数十人の警察官が配置され、厳戒態勢がとられた。 中国で宗教的少数派のカトリック教徒は、共産主義国家の中国で歴史的に抑圧を受けてきた。そのためバチカンと中国政府の間で摩擦を引き起こしてきた。 2018年には、中国におけるローマカトリック教会の司教の任命について、中国とバチカンの間で歴史的な合意に達した。この合意は、ローマ教皇に忠誠を誓う地下教会と、中国国家が支援する公認教会の分裂を緩和するための試みだった。1950年代以来初めて、双方は教皇がカトリック教会の最高指導者であることを認めた。 一方、教皇はこの合意の下、中国の司教を任命する際に中国側の意見を参考にすることになっており、保守的なカトリック教徒の間では中国側に譲歩し過ぎだとの批判が出ている。