日本代表 武田修宏氏が大迫勇也や永井謙佑ら国内組FWの復帰を熱望「入れたら盛り上がる」
日本サッカー協会は7日、北中米W杯アジア最終予選のインドネシア戦(15日、ジャカルタ)と中国戦(19日、アモイ)に向けて日本代表メンバー27人を発表した。元日本代表FW武田修宏氏(57=本紙評論家)は、昨年11月以来の復帰となったFW古橋亨梧(29=セルティック)らに期待を寄せ、今後に向けて国内組ストライカーの招集も猛プッシュした。 森保一監督(56)は古橋の復帰について「チームを勝たせる存在感のあるプレーをしていることで選んだ。ゴール前でピンポイントで合わせてゴールを奪いきる、仕留めることができる選手だ」と理由を説明した。 武田氏は「FW上田(綺世=フェイエノールト)がケガをした中で、古橋のハードワークと運動量は期待したい。今回アウェーの2試合で選んだのは、彼が欧州のタフな環境で活躍を続け、欧州チャンピオンズリーグなどの経験もあり、メンタルのタフさがあり、アウェーでも結果が出せるからでは」と精神面の強さに太鼓判を押す。 また、FW小川航基(27=NEC)も推す。「高校サッカー選手権からずっと見ているが、彼はゴール前に入っていったり、一瞬の動きなどがストライカーらしい。相手にとって怖い〝9番〟の存在だ。オランダでも、上田より点を取っている。その素質がもっと代表で開花してほしい」。武田氏がかねて待望する生粋のストライカーを表す「9番」タイプの選手として、代表でのブレークに期待した。 競争が激しいFWのポジション争いは海外組がほとんどだが、武田氏は今後に向けて国内組の登用も熱望する。以前からFW大迫勇也(34=神戸)の復帰を提言しているが、Jリーグが佳境を迎えてすごみを増しており「やっぱり体の強さやシュートのうまさは群を抜いている。本当にいいプレーをしているし全然違う。代表で見てみたい」と改めて復帰をプッシュする。 さらに「FW永井謙佑(35=名古屋)はこの前、ルヴァンカップ決勝(新潟戦)で2点を取ったし、本当に良い」と絶賛。この2人は現在の森保ジャパンで十分に力を発揮できると考えており「これだけJリーグで活躍しているし、日本のサッカー、Jリーグの人気も停滞している。ベテランでも頑張っている選手を代表に入れたら盛り上がるだろう。一度ホームの試合で入れてほしい」と〝激推し〟した。 日本が誇るストライカーたちに注目が集まる。
渡辺卓幸