もう日常には戻れない? ワーケーションキャンプを快適にするためのコツとは
コロナ禍以降、広がりを見せるリモートワーク。普段は自宅で仕事をしている方も多いのではないでしょうか? 今アツい注目を集めているのが、リモートワークから派生したワーケーションです。ワーケーションとは「work」と「vacation」を組み合わせた言葉で、海辺や旅先など、好きな場所で仕事をするという夢のようなスタイル。 【写真】ワーケーションキャンプを快適にするアイテムをチェックする(全6枚) なかでもキャンプ中に仕事をするワーケーションキャンプは、「自然の中だと意外と集中できる」と好評の声が数多く上がっています。しかし自然の中にあるキャンプ場で仕事も充実させるには少しコツが必要。そこで今回は、ワーケーションキャンプを成功させるために気を付けるポイントを紹介していきます。
ワーケーションが売りのキャンプ場
キャンプ場で仕事をするとなると電源やネット環境が心配ですが、ワーケーションができるのを売りにしているキャンプ場は意外とあります。例えば長野県にある「TINY GARDEN 蓼科」では、フリーサイトやオートサイトの他にワークステーションを完備。会議やセミナーをおこなえる貸し出しスペースだけでなく、コワーキングスペースもあり、Wi-Fiやデスクなど仕事に必要な設備が揃った環境でワーケーションできます。
ワーケーションキャンプをする際にチェックすべきポイント
ワーケーションを売りにしているキャンプ場なら安心できますが、通常のキャンプ場でもワーケーションをおこなうことは可能。ただ、通常のキャンプ場でワーケーションをおこなう際にはいくつかチェックしておきたいポイントがあります。 まずワーケーションにおいて最も大事なのが、キャンプ場でネットが使えること。スマホのテザリング機能やモバイルルーターがあればWi-Fiがなくてもネットは使えますが、そもそも電波が届かない山中なら意味がありません。Wi-Fiを完備しているキャンプ場も多いので、事前にネットが使える環境か確認しておきましょう。
ワーケーションをおこなうには電源も必須
ネット環境と同様に重要なのが電源です。PCのバッテリー切れ対策としてモバイルバッテリーなどを用意しておくのも有効ですが、AC電源サイトが各サイトに設けられているキャンプ場もあります。電源があれば、寒さ対策や調理などキャンプにおいても便利なので、電源付きのサイトを確認して予約しましょう。 またコワーキングスペースなどがなく、普通のテントサイトでPCを開いて仕事する場合、意外と侮れないのが風です。屋外にじっと座っていれば、いつもは気にならない程の風でも気に障るようになったり、土埃が舞い上がってPCに入ったりすることも。そのため陣幕やクルマを使って風対策をしたり、テント内で仕事ができるように広めのテントを選ぶなど工夫が必要です。 自然豊かでゆったりとした時間の流れるキャンプ場は、ワーケーションの場としては最高です。キャンプ場でのワーケーションにぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
野中陽平