韓国のドローン、マレーシア100キロ山岳レースに投入…事故防止・環境保護目的
【11月22日 KOREA WAVE】韓国の自律飛行ドローンのスタートアップ企業「ニアスラボ」は21日、マレーシア北西部タイピン地域で開催された山岳レース大会に事故防止と環境保護の目的でAI自律飛行ドローンを投入したと発表した。 ニアスラボは11月15日から3日間にわたり開催された「マレーシア・ウルトラトレイル by UTMB」の公式スポンサーとして参加した。 このレースは、最長100kmに及ぶ距離を走破する山岳レースで、熱帯雨林の「バージンジャングルリザーブ(VJR)」を舞台に開催された。コースには標高1300メートルを超える険しい山道もある。 「ウルトラトレイル・モンブラン(UTMB)」は、フランスの「ツール・ド・モンブラン」コースで開催される世界的なウルトラトレイルレースであり、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアなど複数の国でワールドシリーズ戦が実施されている。 今回のマレーシア・ウルトラトレイル大会の参加者には、それ以降のUTMB大会への出場資格が与えられる。このため、約3000人という大勢の参加者が出場した。 ニアスラボが開発した小型AI自律飛行ドローン「エイデン(AiDEN)」は、レース全体の運営をサポートした。 ドローンは、事故や山火事など緊急時に救助チームへ情報を提供するために現場へ投入された。さらに、高解像度カメラと熱画像カメラにより、参加者の移動経路やリアルタイムでの密集度をモニタリングした。 ニアスラボのチェ・ジェヒョク代表は「人間、動物、そして技術が調和する大会を作りたかった。生態系の重要な一部である野生動物を守りながら、参加者に楽しい思い出を提供するため、技術的サポートに力を入れた」と語った。 ニアスラボはマレーシアなどと「エイデン」の技術を森林や野生動物の保護に活用する方法について協議する。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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