【ザ・玉の輿】婚活で知り合った医者の男性が 「実際は薄給」と言っていましたが謙遜ですよね? 診療科によって給与は違うのでしょうか?
高給の職業といえば医者を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、一言で医者といっても給与はそれぞれです。 例えば、外科の医師と内科の医師では給与額が違いますし、外科の中でも脳神経外科と整形外科では給与額が異なります。そこで今回は、どの診療科年収が高く、どの診療科はそうではないのか、詳しく解説します。
外科系の平均年収
独立行政法人労働政策研究・研修機構が2012年に発表した「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、最も平均年収が高いのは脳神経外科で約1480万円です。外科の平均年収は約1374万円、整形外科の平均年収は約1289万円となっています。 外科系の年収が高い理由として挙げられるのは、緊急で呼び出されるオンコール勤務が多いこと、がん手術や移植手術のような長時間の手術があることなどによる、勤務時間の長さや労働時間の不規則さが年収に反映されていると考えられます。
内科系の平均年収
内科系の場合、呼吸器科・消化器科・循環器科の平均年収が約1267万円、内科の平均年収が約1247万円、小児科の平均年収が約1220万円です。外科系の平均年収や医師全体の平均年収よりも少ないことが分かります。 その理由として挙げられるのは、内科は緊急手術などがないこと、労働時間が比較的短めであることなどが挙げられます。ただし、内科医でもカテーテル治療などで24時間患者と向き合う必要がある循環器内科や、人工透析で長期間の診察が必要となる透析科などは比較的年収が高いといわれています。
他科系の平均年収
外科系でも内科系でもない他科系の平均年収はどうでしょうか。産科・婦人科の平均年収は約1466万円、麻酔科の平均年収は約1335万円です。これらは平均よりも高めになっています。 一方、精神科の平均年収は約1230万円、救急科の平均年収は約1215万円です。これらは平均よりも低めになっています。さらに、眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科の平均年収は約1078万円、放射線科の平均年収は約1103万円です。このように、他科系の場合は診療科目によって大きな差が出ていることが分かります。