ある栄養士は超加工食品を避けるようになった…彼が今食べているランチのレシピを公開(海外)
超加工食品が多い食事は、健康への懸念につながる。 栄養士のロブ・ホブソンは、できる限り超加工食品を減らし、できるだけ自然な食事をするようにしている。 変更前と変更後の彼のランチを紹介しよう。 食事で超加工食品をできる限り減らすこと実践し、その方法について著書で書いている栄養士が、以前食べていたランチと現在のランチの違いを説明してくれた。 イギリスに住む栄養士、ロブ・ホブソン(Rob Hobson)は、約1年前、毎日の食事でどれが超加工食品にあてはまるのか、そしてそれによってもたらされる健康上のリスクについて学び、超加工食品を減らしていった。 超加工食品を多く含む食事は、がん、2型糖尿病、循環器疾患など、数多くの健康への懸念につながる。ノースイースタン大学のネットワーク・サイエンス研究所による査読済みの論文によると、アメリカで供給される食品のうち、約73%は超加工食品だという。 ホブソンは超加工食品を、5種類以上の栄養素を含む食材としてみなしており、一般的なキッチンでは見つけられない。それらは通常、高度にマーケティングされ、保存期間が長く、口当たりよくつくられているため、非常においしい。 ホブソンは食事から超加工食品を完全取り除くことは不可能かつ不必要であると述べ、一部の加工食品の方が栄養価が高いこともあると話している。 「おいしそうなサラダがあって、ドレッシングがかかっているなら、そのままで食べてもいい。もしドレッシングに何か少しでも入っていたとしても、それはそれでいい」と、彼はBusiness Insiderに語った。 「こだわりすぎてすべてを排除するより、減らすことが大切だ」 ホブソンの食事は以前もヘルシーで、たくさんの栄養素や食物繊維、たんぱく質が含まれていた。だが、彼は現在、自然食とゼロから調理したものを食べることを重視している。
彼は以前、ハムとアボカド入りの全粒粉ベーグルを食べていた
超加工食品の消費を減らす前、彼の典型的なランチは、スライスハムとアボカド入りの全粒粉のベーグルだった。 「普段、加工肉は食べないが、オフィスで働いているときは簡単に手に入る選択肢だ」と彼は話した。 ソーセージやデリの肉など、加工肉をたくさん食べることは、結腸がん、高血圧、心臓病のリスクといった健康への懸念につながる。それらには、新鮮な肉には含まれない、さまざまな化学物質が含まれ、健康に害を及ぼす可能性がある。しかし、重要なことは、研究は関連性を特定しただけであり、加工肉がこれらの病気を引き起こすと断定することはできていないということだ。 ホブソンは、ベーグルと一緒に既成のパスタサラダと、プロテインバーまたはフルーツヨーグルトを食べていた。 それらの大半は健康的なものとみなされているが、すべて超加工食品であり、彼はランチの内容を変更することに決めた。 「パンも超加工食品だが、他の健康的なメリットがあるため、必ずしも悪くはない。しかし、個人的には入れたくない」と彼は話した。
ひよこ豆とツナ入りサラダが、超加工食品を最小限にしたメニュー
ホブソンは、ランチにサンドイッチをもう食べないと語った。彼は現在、たんぱく質、炭水化物、脂質の3大主要栄養素が入ったサラダを自分で作っている。 彼は通常、ひよこ豆とツナの缶詰、レモンジュース、オリーブオイルを持参し、店でチョップ野菜で購入し、オフィスで混ぜている。 「炭水化物と少量のたんぱく質と食物繊維を含む全粒粉のパンの代わりに、ひよこ豆からそれらを摂っている。ハムの代わりのたんぱく質は、ツナから摂っている」
Kim Schewitz