BMW

ビー・エム・ダブリューは12月25日、プレミアムミドルセグメントにおけるステーションワゴンモデル、BMW 5シリーズ・ツーリングのラインナップに、高性能モデル「M5ツーリング」を追加し、同日より販売を開始した。税込車両価格は1998万円で、納車は2025年第1四半期以降の予定だ。 【画像ギャラリー】12月25日に販売開始となったBMW M5ツーリング 荷室容量は500Lを実現。40:20:40の分割可倒機構を備えた後席シートのバックレストを倒せば最大で1700Lまで拡張可能 高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発したM5ツーリングは、ハイパフォーマンスプレミアムセダン「M5」をベースに、荷室容量を増やしたステーションワゴンであり、先進のデジタル技術、高い安心、安全性、快適な機能を提供し、ビジネスシーンのみならず、スポーツやレジャーといったあらゆるシーンにおいて、すべての望みを多彩な才能で実現するモデルだ。 M5ツーリングは、過去に第3世代、第5世代のM5にツーリングが設定されているが、両モデルとも日本での正規輸入販売は行なっておらず、今回発表の新型M5ツーリングが、日本での正規輸入販売モデルとして初となる。 M5ツーリングには、585ps/750Nmを発揮する4.4L V型8気筒ツインターボエンジンと8速AT（Mステップトロニック）を搭載。これに、第5世代のBMW eDriveテクノロジーを採用した22.1kWhバッテリーと197psの電気モーターによるM専用プラグインハイブリッドシステム「M HYBRIDシステム」を組み合わせている。システムトータルでは727ps/1000Nmを発揮。M専用4輪駆動システム「M xDrive」によって4輪を駆動し、3.6秒（欧州仕様値）の0-100km/h加速を実現する。一方で、電気のみでの走行も可能であり、約70kmまでゼロエミッションでの走行が可能だ。 M5ツーリングには、様々なMモデル専用の最先端シャシーテクノロジーが採用されている。センシングと同時に最短時間で直接制御されるホイールスリップテクノロジー、統合ブレーキシステム、可変ステアリングレシオを備えたスポーツステアリング、アダプティブMサスペンション、アクティブMディファレンシャル、4輪操舵を可能とするインテグレーテッドアクティブステアリングを標準装備。サーキットにおける本格的かつダイナミックな走行性能と、快適な乗り心地とを極めて高い次元で両立することで、サーキット走行においても、通常走行においても、新時代の「駆けぬける歓び」を実現している。 フロントデザインは、M専用エアロバンパーやガーニッシュ、夜間走行時にBMWブランドの象徴である造形を印象的にライトアップするBMWアイコニックグローを備えたM専用ブラックキドニーグリル、そして5シリーズ・ツーリングより75mmワイドなフロントフェンダーが特徴的。 リヤビューでは、MリヤスポイラーやM専用リヤバンパーには専用デザインのディフューザーが施され、Mスポーツエギゾーストシステム、5シリーズ・ツーリングより48mmワイドなリヤフェンダーと相まって、精悍な佇まいが表現された。 インテリアにおいては、BMW特有の駆けぬける歓びを感じられ、長距離走行においては、高次元の快適性を提供するデザインエレメントを採用。 広々としたスペース、随所に取り入れられたモダンな機能、高次元のオーディオ性能、高品質で精密に加工された素材、素晴らしい完成度、高度なデジタルサービスがインテリアの雰囲気を特徴づけている。 BMWカーブドディスプレイは、最新の12.3インチのインフォメーションディスプレイと14.9インチのコントロールディスプレイで構成。インストルメントパネル中央からドアトリムを立体的なクリスタル面が貫くBMWインタラクションバーを標準装備し、Mカラーのアンビエントライティングをはじめ、ドライバーの好みの走行モードに応じて室内空間をアーティステックに演出する。Mモデル専用のMマルチファンクションシートなど、M専用装備品を随所に採用することにより、室内においてもMモデルであることを主張している。 荷室容量は500Lを実現。40:20:40の分割可倒機構を備えた後席シートのバックレストを倒せば最大で1700Lまで拡張することが可能だ。リヤシートを完全に折りたたんだ状態でも荷室が使用でき、かつ前席乗員の安全が確保されるラゲージパーティションネットが標準で装備される。