地震で崩落被害の金沢城公園の石垣 修復完了まで15年の見通し
能登半島地震で崩落などの被害を受けた金沢城公園の石垣の修復について、馳知事は15年程度かかる見通しを示しました。7日開かれた県議会6月定例会で明らかにしました。 【写真を見る】地震で崩落被害の金沢城公園の石垣 修復完了まで15年の見通し 地震の影響で金沢城公園の石垣は28か所で被害が確認され、県はそのうち崩落した5か所の復旧作業を6月から順次始めます。工法については、石垣の文化財の価値を保全しながら、地震に対する強度の確保を両立する方法が検討されています。 そのうえで他県での復旧事例を踏まえると、崩落した石垣の復旧には3年から5年がかかり、崩落には至らなかった石垣の修復を含めると、全体では少なくとも15年程度かかる見通しを示しました。 石川県・馳浩知事「崩落した石垣が徐々に積まれていく現場の見学会などを通じて、多くの人に復旧過程を見てもらうことも検討している」 「石垣の博物館」とも称される金沢城から受け継ぐ貴重な石垣ですが、馳知事は文化庁とも協議しながら復旧作業を急ぐとしています。
北陸放送