キム・テリ、新ドラマ「チョンニョニ」スチールカットを公開…変身に注目
tvN新土日ドラマ「チョンニョニ」が、キム・テリのスチールを公開した。 韓国で10月12日午後9時20分に放送がスタートする「チョンニョニ」は、1950年代の朝鮮戦争直後、貧しかったがロマンがあった時代、最高の国劇女優を目指す少女チョンニョンをめぐる競争と連帯、そしてきらびやかな成長を描く。 同名のNAVERウェブ漫画(文:ソ・イレ、絵:ナモン)を原作とする「チョンニョニ」は、女性国劇(1950年代の韓国戦争を前後に大衆的に大きな支持を得た唱劇の1つで、すべての配役を女性が務める)という新鮮な素材、主人公のチョンニョンが自身の限界を乗り越えて国劇団のスターになっていく旅を描く作品で、制作のニュースが伝えられた当時から話題を集めた。また、「赤い袖先」で「第34回韓国プロデューサー大賞」で「今年のプロデューサー賞」を受賞したチョン・ジイン監督が演出を担当し、キム・テリ(ユン・チョンニョン役)をはじめ、シン・イェウン(ホ・ヨンソ役)、ラ・ミラン(カン・ソボク役)、チョン・ウンチェ(ムン・オクギョン役)、キム・ユンヘ(ソ・ヘラン役)、そして特別出演のムン・ソリ(ソ・ヨンレ役)、イ・ドクファ(コン・ソンの父親役)まで錚々たる俳優たちが総出動し、関心を集めている。 このような中、ドラマのタイトルロールであるユン・チョンニョン役のキム・テリの劇中のスチール写真が解禁され、期待を集めている。キム・テリが演じるユン・チョンニョンは、国劇俳優になるために1人で木浦(モクポ)から上京したパンソリ(韓国の民族芸能:歌い手と太鼓の伴奏者の2人だけで演じる、身振りを伴った一種の語り物)の天才少女だ。生まれながらの歌声、豊かな声量、高音と低音を自由に行き来する広い音域、切ない感情表現まで、ソリクンの才能を兼ね備えている彼女は、強い生活力と根性はもちろん、気さくで屈託なく、誰とでも友達になれる親和力まで備えた人物だ。 公開されたスチールでキム・テリは、海の匂いが漂う木浦の漁村で魚を売っている。地味な韓服のチョゴリと短いカットヘア、まるでガキ大将のような雰囲気が、ビジュアルから完璧な変身を告げる。続くスチールの中でキム・テリは、客席に座って国劇を観覧しているが、目の前に広がる別天地に心を奪われたかのような揺らめく目で、見る人の心までときめかせる。キム・テリは青空を友にして舞踊の練習をしているが、不器用な動きの中にも恐ろしいほどの集中力で、彼女のポテンシャルを見せている。 「チョンニョニ」の原作者であるソ・イレ、ナモンは、キム・テリが演じるユン・チョンニョンへの絶大な信頼を寄せている。2人の作家は、原作の実在のミューズであるキム・テリが出演を確定したという知らせを聞き、「『これが本当に実現するの?』と思った。今でも現実味がない」と喜びを表した。 チョン・ジイン監督は「キム・テリが演じるユン・チョンニョンは、伝統的な国劇からは少し外れているが、彼女だけ別の次元の魅力を見せる人物だ」とし、「演技が本当に素晴らしい。地平線の向こうの芸術家に出会えたと感じるほどだった」と明かし、「チョンニョニ」を通じてもう一度信頼できる女優というタイトルを確固たるものにするキム・テリの活躍への期待を高めた。
ファン・ヘジン