“元CA芸人”クレイジーココさん「生理用品を変えるヒマもなかったCA時代を経て」
PMSのイライラはホルモンのせい。自己嫌悪に陥らないことも大切!
──CA時代は時間も不規則でハードな生活だったと思いますが、PMSでイライラしたり、生理痛がつらいときの対処法は? クレイジーココさん:PMSのときって、誰かの何気ない一言をネガティブにとらえて勝手に落ち込んでしまったりしがちですが、そんなときは『自分は悪くない、ホルモンがメンタルをこんな風に操ってるんだ!』と割り切って、自己嫌悪に陥らないようにすることがまず大切です。 お部屋で好きな香りに包まれてのんびりするもよし、軽くウォーキングやストレッチをするのもよし。特に体を動かすと気分がスッキリしますし、寝つきもよくなるのでおすすめですよ。イライラが過ぎると眠れなくなることもあるので。あとは我慢せず、本当に食べたいものを食べる! 甘い→辛い→甘い…の負のスパイラルになろうとも、そのときだけは自分を許してあげて。生理後にリカバリーすればいいので、後悔はしなくてOKです! ──PMSのときの自分と上手に付き合えるようになったきっかけはありますか? クレイジーココさん:芸人になり、自分らしい生き方を手に入れてからは少しずつ生理やPMSとも上手に付き合えるようになりました。 社会人になってからはずっと『ルナルナ』というアプリで自分の生理周期を必ずチェックしています。生理前にはちょっと仕事をセーブしたり、予定を詰め込みすぎないなど、事前に自分で調整できるところはするようにしています。また、生理周期が乱れても、それ自体をストレスと思わないようにしています。
フェムテックやフェムケアは気持ちも上がる見逃せないトレンド
──最近は、フェムテックやフェムケアについての取材を受けることも多いとか。 クレイジーココさん:そうですね。吸水ショーツや月経カップなど新たなアイテムも続々と登場していて、フェムケア市場が急速に拡大していますよね。最近、友人が腟トレを始めたり、美容に詳しい友人おすすめのクリニックに行ったら腟ハイフをおすすめされたり。それはちょっと怖くてできませんでしたけど(笑)。あとはデリケートゾーンの洗い方や拭き方なども、日々アップデート中です。 初めて使ったときのデリケートゾーンのホワホワ感は驚きと感動の嵐でした(笑)。デリケートゾーン用のソープも、顔や体とはpHが違うから専用のソープを使ったほうがいいと言われていても、何が違うのかわからなくて使わずにいましたが、実際に使ってみると使い心地がいいし、保湿力が全然違う! こういうケアを通して、自分を大切にしていると自己肯定感が上がると思います。これだけフェムケア市場が盛り上がっていて、選択肢がたくさんある中で、フェムケアを取り入れない理由がないなと思うんです。スキンケアやメイクと一緒で、もし自分に合わなければやめればいいだけの話。これからはもっと女性の美容やライフスタイルに、フェムケアが自然と溶け込んでいく世の中になるといいなと思います。 お笑い芸人 CRAZY COCOさん 1986年大阪府生まれ。吉本興業所属。2021年にコロナで入院したとき、「明日死んでも後悔しないよう、好きなことに挑戦したい!」と脱サラしてお笑いの世界へ。その年の『女芸人No.1決定戦 THE W』に参戦し、アマチュアながら準決勝に進出。吉本興業にスカウトされる。ラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM/JFN全国38局ネット)にレギュラー出演中。著書『元CA芸人CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』(ヨシモトブックス)も好評発売中! トップス¥5390/ロバートピーミラー×ジーンズ ファクトリー(ジーンズ ファクトリー 卸団地本店 088-861-5100) ワンピース¥10990/イェッカ ヴェッカ(イェッカ ヴェッカ吉祥寺 0422-72-7006) ピアス¥38500/アナプノエ、チョーカー¥12100/イン ムード(ともにフォーティーン ショールーム 03-5772-1304) 撮影/岡本 俊 スタイリスト/伊藤あかり 取材・文/内田淳子 企画・構成/渋谷香菜子