今年に入って県内で発覚した詐欺被害は去年の３倍以上で、被害総額は２億を超えていることがわかりました。きのうも手口として多いオレオレ詐欺で３００万円を騙し取られる被害がありました。 12日豊見城市に住む８０代の女性の自宅に息子を装った男から「会社の金を使い込んでしまって複数の人に囲まれている」「３００万円が無いときょうは帰れない」 と電話がありました。 この１時間後、息子の知り合いを名乗る男が自宅を訪れ、女性は現金３００万円を 直接手渡したということです。現金を渡したあと女性が息子に電話したことで、詐欺の被害に気付き警察に通報しました。 警察は相手が誰であっても金を要求する電話があった場合には必ず詐欺を疑い一度電話を切って家族や友人、警察に相談してほしいと呼びかけています。 県警によりますと今年県内で発生した特殊詐欺の被害は分かっているだけで１５５件と去年の３倍以上で、被害総額は２億１５００万円に上っています。