「ここでは多くのことが起き、そのすべてが許されている」ベルギー指揮官がデ・ブライネへのレーザー照射を非難
ベルギー代表のドメニコ・テデスコ監督は、ケヴィン・デ・ブライネにレーザー照射したファンの行動を非難した。 26日に行われたEURO2024グループE第3節でベルギーはウクライナと対戦。4カ国すべてが勝ち点3で並ぶという混戦のグループ最終戦で、ベルギーは最後までウクライナの守備陣を崩せず、またウクライナも得点を奪えず、両チームの一戦はスコアレスドローで終わった。この結果、ベルギーはルーマニアに次ぐグループ2位でノックアウトステージ進出を決めた。 しかし、この試合ではベルギーにとって様々な問題が発生。主将デ・ブライネの目にレーザーが向けられ、同選手は主審のアンソニー・テイラー氏と話し合う場面もあった。さらに、試合後にはなかなか結果を残せないチームに対してベルギーサポーターがブーイングを行い、デ・ブライネはファンへのあいさつを省いてチームメイトをロッカールームに向かわせていた。 これを受け、試合後にテデスコ監督はグループステージ突破を決めた選手たちを擁護しつつ、ファンの行為を非難した。 「ここではすべてのことが起き、そのすべてが許されている。1時間の遅延があったり、選手の目にレーザーを当てたり…。最初の試合は不運なことがあったりと、我々には痛手があったが、グループステージを突破した。これが私にとって最も重要なことだ」 ベルギーはラウンド16でフランスと対戦する。この一戦に向けてテデスコ監督は「勝利するためにプレーする。我々はEUROの最高のチームの1つになるためにグループステージを突破した。今、我々はトップクラスのチームと対戦する。だから、我々は突破したし、そうでなければ家に帰ることもできた。これらの試合は我々が望んでいるもので、すべてのことが可能だ」と大一番を見据えている。