ペーパー会社の口座開設疑い、闇バイトら書類送検 違法賭博で使用か
犯罪収益の資金洗浄(マネーロンダリング)に特化した「リバトングループ」による賭博事件をめぐり、ペーパー会社名義の口座を開設して、グループで使用できるようにしたなどとして、愛知県警などの合同捜査本部が20~50代の男女11人を詐欺容疑で書類送検していたことがわかった。全員容疑を認めているという。送検は11日付。 捜査関係者によると、書類送検されたのはグループのメンバー2人や、SNSなどで募集に応じた闇バイトの5人、闇バイトをリクルートした4人の計11人。 11人は2020年12月~今年1月ごろ、闇バイトにペーパー会社を設立させて、会社名義の銀行口座を開設。銀行にその会社が使用するように装い、パスワードなどを変更してグループが口座を使用できるようにしたなどの疑いがある。闇バイトは一人当たり3~10の口座を開設。グループはこれらの口座を違法賭博の賭け金の入金先などで使用していたという。(川西めいこ)
朝日新聞社