江口のりこさん(44歳)ガッタガタの40代、もうコレが「普通」って思うしかない|STORY
人のことを好きになるっていいことだな
この間、たまに共演する先輩に会ったら、「つまんないよ、最近」って言うんです。元気がないから、「どうしたんですか?」って聞くと、「恋がしたいよー」って。「結局楽しいことって恋なんじゃねーの?」ってその人は言っていて、面白いなと思いました。 その人は結婚して子どももいるけれど、心の中で思うのは自由じゃないですか。恋でなくても、現場にいても、面白い人がいるとワクワクしますから、それは別に男性女性関わらず、年下年上関わらずです。最近は、ドラマの現場にいる録音部の女の子がむちゃくちゃ可愛くてすごい面白い! その子にずっと注目していたら、「実は普段はお笑い芸人やってるんですー」って。 いろんな人がいるんだなー、と思いました。今度またその現場、2週間後くらいに入りますけど、あの子と喋るのが楽しみ。やっぱり自分を元気にしてくれたり、楽しくしてくれるのは人だったりするので、人のことを好きになるってことはとてもいいことだなって思います。
プライベートでもソロ活女子!
普段は1人で出かけることが多いです。映画を見に行くのも、芝居を見に行くのも1人。たまに友達とご飯を食べに行ったりする時もありますけど、仕事で人と一緒にいることが多いですから、プライベートはね。旅行も1人で行きますよ。ただ最近は、母と一緒に海外に行きました。母も高齢になってくるから行けるうちに行こうかと。母は……喜んでるのかな? どうでしょうね。 ドラマ「ソロ活女子のススメ」で色々やらせてもらえて楽しかったけれど、中でも一番楽しかったのは、台湾! 海外に連れて行ってもらえてありがたい気持ちもあるし、すごく楽しかった。ご飯も美味しくて最高でした。アラフォーの夏におすすめしたいソロ活は……なんでしょう。 あ! 東京ステーションホテルとか、ニューオータニもよかった! 1人でゆっくり過ごせるし、今外に出たら暑いから、贅沢に過ごすのがいいかもしれない。何もしないって、いいですよね。ぼーーーーーーっと(笑)。 《江口のりこさんprofile》 1980年生まれ。兵庫県出身。俳優。2002年、映画『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』で映画デビュー。2020年公開の映画『事故物件 恐い間取り』で第44回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。’22年、エランドール賞新人賞を受賞。最新作は主演作『あまろっく』(’24/中村和宏監督)、『お母さんが一緒』(’24/橋口亮輔監督)、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(’24/武内英樹監督)など。TVドラマ「時効警察」シリーズ(’06・’07・’19/テレビ朝日)、「半沢直樹」(’20/TBS)、「ソロ活女子のススメ」シリーズ(’21~’24/テレビ東京)、「SUPER RICH」(’21/フジテレビ)などでも個性を発揮し、人気を博している。8月30日に主演映画『愛に乱暴』が公開予定。 衣装協力:シャツ¥170,500スカート¥171,600シューズ¥68,200/すべてMame Kurogouchi 撮影/河内彩 ヘア・メーク/鈴木彩 スタイリスト/清水奈緒美 取材/竹永久美子