七条地区除外せず 奈良市クリーンセンター建設計画策定委員会/奈良
奈良市が建設を予定している新しいごみ処理施設「クリーンセンター」をめぐり建設候補地の選び直しに向けた委員会が20日開かれました。 新しいごみ処理施設「クリーンセンター」をめぐっては、これまで七条地区を候補地として計画を進めてきましたが、地元や市議会からの反発を受けて市は七条地区を含む候補地の選び直しを進めています。20日の建設計画策定委員会では、周辺が10ヘクタール以上の空き地であることや、学校や病院などが300メートル以内に無いといった前回決定した6つの条件の詳細が確認されました。そして、七条地区を候補地に含むことについては、除外を求める請願書などが提出されていますが、引き続き候補地に含んで議論を進めていくことが多数決によって決まりました。なお、次回の委員会は2025年1月に開かれる予定で、それまでに市が候補地を選出し、浸水や土砂崩れなどの災害リスクや、既存の住宅地からの距離などを考慮して建設地の選定を進めていくということです。