拳王、「短歌」に託した「想い人」ラブコールの意図を激白「方舟のリングで逢う運命」…来年1・1日本武道館
プロレスリング・ノアの「ALL REBELLION」拳王が5日、スポーツ報知などの取材に応じ、来年元日の日本武道館大会で対戦する「想い人」への愛を激白した。 拳王は今月1日の新宿FACE大会で武道館での対戦相手を来年2025年がノアの旗揚げ25周年を迎えることから「25年で25周年でふさわしい男と俺は闘いたいと思っているぞ。その男はプロレスリング・ノアのリングが一番似合うと俺は思っているし、てめぇらクソ野郎どももプロレスリング・ノアのリングが一番似合っていると思っている」と明かした。 具体名を挙げずベールに包まれた「想い人」。5日、都内での記者会見では、その想いを「新春の 方舟に乗る 想い人 われても末に 逢はむとぞ思ふ」と短歌で表現。フォトセッションでは直筆した「歌」を公開した。 拳王が詠み上げた短歌は、百人一首で鳥羽天皇の第一皇子・崇徳院が詠んだ「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」からの「本歌取」。歌の意味は、愛する人との「再会」を待ち望む思いを表している。 会見後に歌に託した意図を直撃すると「一言では表せないぐらいの想いが俺にはあるので、それを凝縮させるにはどうしたらいいのかな?と思ったら、やはり短歌にまとめて俺の想い人への想いが伝わるのかなと思って短歌にした」と激白した。 百人一首を親しんでいたのは意外だったが「常識でしょ」とアッサリ言い切り「今日、会見に出たヤツらにも質問してもらいたい。俺が誰の歌を使って想い人を表現したのか」と上から目線で断じると、「崇徳院」の本歌取を認め「あの歌と今の俺の状況が一番マッチするんじゃないのかなと思って」と打ち明けた。 そして「ひと時は引き裂かれた俺と想い人がいずれは方舟のリングで逢う運命にあるだろうと俺は思っている」と深い愛情を表現すると「だが行動はまだ全然していない。この12月中に実現すれば幸せだよ」とつぶやいた。 この和歌の意味は「再会」。そうなると過去にノアのリングで対戦した相手を想像するが「なぜ俺は歌にしたか?見ているクソ野郎どもの想像力をもっと広げたかった」と意味深に切り出すと「そこで再会?はい、そうです…とそんな答えをする俺はバカじゃない」とベールに包んだ。 想い人を巡ってはネット上で「秋山準」KENTA」「中嶋勝彦」「森嶋猛」らの名前が飛び交う事態となっている。 ◆元日日本武道館大会全対戦カード ▼ダブルメインイベント2・GHCヘビー級選手権試合 王者・清宮海斗 VS 挑戦者・OZAWA ▼ダブルメインイベント1・スペシャルシングルマッチ NEW YEAR FIRST DREAM 中邑真輔 VS 佐々木憂流迦 ▼GHCタッグ選手権試合 王者組・丸藤正道、杉浦貴 VS 挑戦者組・ジャック・モリス、X ▼GHCナショナル選手権試合 王者・征矢学 VS 挑戦者・マサ北宮 ▼GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分3本勝負 王者・ダガ VS 挑戦者・Eita ▼第4試合・スペシャルシングルマッチ 拳王 VS 想い人 ▼第3試合・シングルマッチ Brother vs Brother イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS ガレノ・デル・マル ▼第2試合・8人タッグマッチ NEW YEAR LIMIT BREAK 潮崎豪、モハメド ヨネ、小峠篤司、大原はじめ VS 藤田和之、石川修司、遠藤哲哉、ブラックめんそーれ ▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/3WAYマッチ 王者組・HAYATA、YO―HEY VS 挑戦者組・AMAKUSA、宮脇純太 VS 挑戦者組・アレハンドロ、カイ・フジムラ ※最初に勝利したチームが、この試合の勝者。 ▼ダークマッチ・NOAH THE RUMBLE(午後3時15分・試合開始 出場選手→小田嶋大樹、大和田侑、晴斗希、谷口周平、タダスケ、菊池悠斗ほか全13選手が出場。 ※2名の選手の対戦から開始、60秒ごとに選手が入場し対戦に加わっていく全13選手によるランブル戦。勝敗は、フォール、ギブアップの他にトップロープ越しに場外に落ちると失格となる「オーバー・ザ・トップロープ」形式を採用。優勝者にはどのGHCタイトルにも挑戦できる権利が与えられる。
報知新聞社