大型客船ダイヤモンド・プリンセス 5年ぶり釧路寄港
北海道釧路市の釧路港西港区第4埠(ふ)頭(とう)に、今年最初の客船が14日に寄港したのに続いて、2隻目は5年ぶりの「ダイヤモンド・プリンセス」(総㌧数11万5906㌧)がに停泊した。約2600人の乗客がオプショナルツアーや市街地の散策を楽しんだ。 ダイヤモンド・プリンセスは2019年9月3日の寄港以来のお目見え。この年も2回寄港しており、釧路港にはおなじみの大型客船だった。しかし、2020年に、船内で集団感染が発生し、横浜港で検疫を受けた後、この年の秋にも釧路港への寄港を予定していたが、感染拡大のため中止した経緯があった。 久しぶりの優雅な船体をみせたダイヤモンド・プリンセスは乗客定員が2706人に及び、5年ぶりの寄港は、ほぼ満室状態で多くの乗客と共に再訪を果たした。岸壁にはオプショナルツアーのバスが30台ほど並び、次々と遠くは阿寒湖畔や釧路湿原などに向かった。 また、残った乗客も多く、シャトルバスを利用し、和商市場や、歓迎の交流イベントが開かれている釧路フィッシャーマンズワーフMOOなどを訪れ、中心市街地の散策も楽しんでいた。ニュージーランドと英国から訪れたカップルは「とても寒いけど、お土産を買って、博物館にも行きたい」と話していた。お見送りイベントとしてヒートボイスのミニライブが行われた。 次回は23日、初入港のシーボーン・オデッセイ(3万2477㌧)がやってくる。
釧路新聞