鈴木亮平『エゴイスト』宮沢氷魚らと過ごした日々は「夢のような時間」
鈴木亮平が、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が表彰する『第15回TAMA映画賞』で最優秀男優賞を受賞。東京都多摩市のパルテノン多摩 大ホールで開かれた授賞式では、トロフィを手に喜びを語った。その『エゴイスト』の撮影を振り返るなかで、共演の宮沢氷魚と阿川佐和子に感謝の思いを述べた。また松永大司監督も祝福に駆け付けた。 【動画】授賞式に出席した鈴木亮平。撮影を振り返った 『エゴイスト』『劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室」』の演技が評価された。なかでも『エゴイスト』では「愛とエゴの狭間で葛藤しながらも恋人とその母に注ぐ献身的な愛は繊細で切なく時に痛々しいほどの表現力があった」と評価された。 鈴木は「撮影期間はほんの20日間程度だったんですが、宮沢氷魚くんと阿川佐和子さん。松永監督、撮影の池田さん、そのほか全員が集中して一つになった。ただただ生きさせて頂いた。あの時間はあったのだろうかとおもうような夢のような時間でした。それをこのように評価して頂いてとても嬉しい」と喜んだ。 松永監督の演出方法は「台本通りにやらなくていい、その場で生きていることを大事にしてほしい」というものだったという。鈴木は「生きていた日々を撮られていたという感覚。10年以上経たないと客観的に見られない。『演じるなよ、お前は鈴木ではなくて浩輔だからな』と全員で作り上げてくれたような現場でした」と振り返った。