<G20大阪サミット>会場周辺は多くの警官が警備 住民「これだけですごく緊張」
今月末に迫った「G20大阪サミット」開催に向け、会場となるインテックス大阪(大阪市住之江区)周辺では、全国の警察から派遣された応援部隊によるパトロールが本格化しており、同所周辺で働くビジネスマンや住民らからは「これだけお巡りさんがいると緊張しますね」という声が多く聞かれた。 【映像】G20大阪サミット開催にかかる住民・事業者説明会(2019年5月28日)大阪府警、外務省、大阪市環境局などが説明
19日もアジア太平洋トレードセンター(ATC)裏のフェリー乗り場付近のスペースで、多くの警察車両がズラリ。大阪府庁咲洲庁舎やインテックス大阪付近の道路でも他県の警察のパトカーが巡回する光景がみられた。 また「大阪府警」のほか「宮城県警」「警視庁」と書かれた防刃ベストを身に着けた警察官の姿も、至るところで見かけた。実際に筆者も、インテックス大阪周辺でカメラを手に約20分歩いて撮影していると、3回ほど警察官に声をかけられ「これだけの大きなサミットなので」と理解を求められた。
先日、同庁舎などで行われた住民説明会では、大阪府警の警備担当者らが会議開催時に行われる交通検問や職務質問などについて説明し、住民への理解を求めていた。 19日午前、ATC付近を歩いていた主婦(34)は「警察官の方がこれだけおられると、なにか緊張しますね。この前の(警察官が拳銃を奪われた)吹田の事件のこともあったばかりなので、なにごともなく済んでほしいですね。子どもはパトカーがいっぱいみられるので喜んでいますけど」と話していた。 ATC内にある飲食店店員の20代男性は「警察官の数をこれだけ一度に見たことがないので、ちょっとビックリしています。これだけスゴイことが、すぐ近くでやるんですよね。お客さんの数は増えた気もします」と苦笑していた。