堀ちえみ、舌がん完治から8か月「いまはとても元気」 全国ライブに意欲「話すよりも歌う方がちゃんと言葉が言える」
夫のサポートに感謝「横で支えてくれた」
歌手の堀ちえみが1日、都内で行われた『人生の悩みをシンプルにする50の言葉』発売記念取材会に、夫の尼子勝紀氏と共に参加した。 【写真】取材会に出席した堀ちえみと夫・尼子勝紀氏の初2ショット 堀は、2019年に自身のブログで、口腔がんのステージ4であることを告白し闘病生活を送っていたが、20年1月には芸能活動を復帰。その後も歌手、タレント、講演会など精力的な活動を続けている。 堀は「2019年に舌がんを患い、いろいろなことがありましたが、皆様のおかげでここまでしゃべることができるようになりましたし、歌もライブも実現することができました。支えてくれた医療従事者、スタッフ、家族、ファンの支えがなければできなかったと思います」と感謝を述べていた。 この日は夫であり、本書の共著である尼子氏も出席。夫婦では初となる取材会参加となったが、尼子氏は「家内と並んで話をするのは初めて。察してください」と照れくさそうな表情を見せると「彼女には日ごろからとにかく運がいいと話しているんです」と語る。堀も「小さいころから『あなたは運がいい』と言って育てられてきましたが、ステージ4のがんと告知されたとき、いままで運が良かったので使い切ってしまったのかなと思ったんです。でも今までラッキーだったから、こんな形でも仕方ないかなとネガティブな気持ちを切り替えられました。いつも彼は前向きになれるトスを私にあげてくれる。気づいたら私はアタックをうっている」と笑顔。 現在の体調について堀は「とても元気で、今年の3月には先生から完治という言葉をいただきました」と語ると「病気はひと段落しましたが、言葉が上手く話せなかったり、食べ物を飲み込むときむせてしまうなど、日常生活にさまざまな問題があり、メンタルが落ち込むこともあったのですが、それを横で支えてくれたんです」と尼子氏への感謝を述べていた。 今後について「ライブで全国を回りたい」と語った堀。「話すよりも歌う方がちゃんと言葉が言えるんです」と笑顔を見せると「45周年に向けて、歌を頑張っていきたいです」と抱負を述べていた。 本書は、がんに罹患し、さまざまな困難に直面してきた堀が、夫である尼子氏と共に交わした力強い言葉を軸に綴った書籍。
ENCOUNT編集部