5歳児が「おっぱい検索」で物議 幼児から“性教育”するべき? 家庭ではどう伝える?「子どもを尊重する姿勢、声かけ、態度が大事」
一方、田中氏は、3歳から性教育をするべきと考えている。「一番根幹にあるのは、自分の体の大切さを知ること。そうすれば、相手の体も大切だと分かる。そこから人間関係に繋げていくのが性教育の始まり。私は3歳ぐらいから伝えていくのがいいと思っている」。 具体的な声かけについては「親が一緒にお風呂に入るだろう。子どもの身体を洗う前に“洗っていい?”と声をかけたり、プライベートゾーンだったら、“ここは自分で洗おうね”と伝えたり。あるいは大人の親の裸も見る場面でもあるので、触ろうとするかもしれない。そういう機会の時に“ここはプライベートゾーンだからやめて、触らないで”と日常で伝えていくのが一番やりやすいんじゃないか」と説明した。 しかし、早坂氏は「3歳はまだ言葉の半分以上の意味も分からない。そもそもスキンシップは、幼児期に一番大事なことだ。触るのも好きだし、良く言えば全て触れ合い。その大事な時期に“触るな、駄目よ”という部分ばかりが印象に残り、変に禁欲的なことばかり身につけると、当然持っていい関心、興味までなくしていってしまう」との見方を示した。
どろんこ会グループ「幼児期の性教育意識調査 2023」によると、家庭での性教育を「していない」が7割だという。その理由には「何をどう教えたらいいか分からない」「間違えて変な伝わり方をしたら嫌」などがあがっている。
田中氏は「子どもを尊重する姿勢や、声かけ、態度が大事なのかと思う。例えばほっぺにチューするとか、ぎゅっとしたいときは、相手にしてもいいかを聞いてからしてねというやりとりする。逆に子どものほうからも嫌だと言われたことはしない。人間関係をそこで学んでいくことが性教育だと思う」とした。(『ABEMA Prime』より)